ユベントスのジュゼッペ・マロッタGM(ゼネラルマネジャー)が、シャルケからボルフスブルクに移籍したMFユリアン・ドラクスラーの獲得が実現しなかったことについて、シャルケは「ミステリアスなクラブ」だと話している。

　移籍マーケットの終盤にドラクスラー獲得が濃厚と報じられていたユベントス。だが、ドラクスラーはMFケビン・デ・ブライネをマンチェスター・シティに放出したボルフスブルクに移籍した。マロッタGMは2日、次のように述べている。イタリア『トゥットスポルト』が伝えた。

「ドラクスラーについては、私は8月19日でストップした。シャルケはミステリアスで交渉するのが難しいクラブだ。我々はほかのトップクラブとも多くの取引をしているが、シャルケとのコンタクトはスムーズじゃなかった。それで我々は引いたんだ。彼らの要求はバランスを欠いていたし、選手が望まなかったことも影響した」

「私は、ドラクスラーが来なかったことに対してではなく、交渉相手を見つけることができなかったことに落胆している。彼を獲得していたら、すでに若いグループにさらに若手を加えることになり、勝てないリスクを冒すことになっていた」

　一方で、マロッタGMはナポリと1か月にわたってMFマレク・ハムシクの獲得を交渉していたことを明かしている。

「ナポリとは1か月にわたって10回以上コンタクトを取った。だが、誰も知らなかったね。ただ、ほかにもメディアに出てこなかった名前もある。ハムシクはすでにイタリアのリーグを知っている選手だ。フロジノーネやカルピと戦うことの意味を知っている。これは外国人選手にとってのハンディキャップだね」

　最終的にマーケット最終日にインテルからMFエルナネスを獲得したユベントス。マロッタGMは「目標をしっかり達成した。とても満足している」と述べ、ユーヴェは勝たなければいけないと強調している。

「昨季よりもうまくやるということは、チャンピオンズリーグを制覇するということだ。それは難しい任務だね。だが、私はこのグループがこれからもっとうまくやると確信している。もちろん、経験を積まなければいけない。だが、我々には常に勝つ義務があるんだ」

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