やはり結果が出れば、雰囲気は良くなるものなのだろうか。不振が騒がれていたミランだが、2連勝を飾ったことで、アドリアーノ・ガッリアーニCEOも機嫌を取り戻しつつあるようだ。

　シニシャ・ミハイロビッチ監督の解任も噂されていたミランだが、「テストマッチ」とされたサッスオーロ、キエーボとの2連戦を連勝で終えた。内容への批判はあるが、8位に浮上したミランは、チャンピオンズリーグ(CL)出場ラインと勝ち点5差だ。

　28日のキエーヴォ戦の前に、ガッリアーニCEOはイタリアメディアで、チームの目標はあくまで欧州最高峰の舞台に復帰することだと述べていた。

「開幕当初の目標はCL出場権獲得だった。それは変わっていない。我々はそれを口にする勇気と力を持たなければいけないんだ。このチームはCLのためにつくったのだからね」

　そしてキエーボ戦で勝ち点3を手にし、試合後にガッリアーニCEOはこうコメントしている。

「勝ち点16で喜ぶべきではない。だが、順位表が面白くなってきたね。次はラツィオとの難しい一戦だ。その次のホームでのアタランタ戦を生かすためにも、ラツィオ戦でうまくやる必要がある」

　なお、ガッリアーニCEOによると、MFジャコモ・ボナヴェントゥーラは試合前日に足首を痛めていたそうだ。

「ボナヴェントゥーラは足首をひねっていたんだ。だが、奇跡が起き、回復できた。それがドレッシングルームから外部に漏れなかったのだから、私はとても満足している」

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