衝撃の発言だけに、見過ごすつもりはないようだ。イングランドサッカー協会(FA)は、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督のドーピングに関する発言について、指揮官に説明を求めたという。イギリスメディアが報じた。

　ロシアが国ぐるみでドーピングを働いていたとの疑いが浮上し、世界中で大きな騒ぎとなるなか、ベンゲル監督はフランス『レキップ』で衝撃の発言をした。自身は決して選手たちにドーピングをさせないと強調しつつ、「そういう考えではないチームと何度も対戦してきた」と述べたのだ。

　具体的な名前を挙げていないが、ベンゲル監督はサッカー界でもドーピングが横行していると考えているようだ。同監督は以前からドーピング検査のさらなる厳格化を求めている。

　実際、9月のチャンピオンズリーグでアーセナルが敗れたディナモ・ザグレブでは、MFアリヤン・アデミがドーピング検査で陽性反応を示している。現在は「Bサンプル」の検査中だ。

　ベンゲル監督はドーピングが疑われる「多くのチーム」と対戦したと述べているだけに、プレミアリーグのチームという可能性もある。FAとしては、放置できないところだ。そこで、ベンゲル監督に情報を求めたという。ベンゲル監督の懸念が杞憂であれば良いのだが…。

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