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ファーガソン氏:「レスターの優勝はあり得る」 その条件とは…

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 元マンチェスター・ユナイテッド監督のサー・アレックス・ファーガソン氏は、FW岡崎慎司が所属するレスター・シティが、シーズンの最後まで駆け抜ける可能性があると考えている。しかし、それには条件があるようだ。

 レスターは現在、プレミアリーグで首位を走っている。FWジェイミー・バーディの活躍だけでなく、安定した戦いぶりで今シーズンの大きなサプライズとなっているところだ。

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は以前、レスターを称賛しながらも、優勝は難しいと話していた。だが、ファーガソン氏は冬の移籍市場でうまく過ごせば、レスターの優勝はあり得ると主張している。

 ファーガソン氏のコメントを、イギリス『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

「監督のクラウディオ・ラニエリは、経営陣に何を言っているだろうか。私が彼なら、1月の投資を求めるだろう。これは大きな機会だからね」

「リーグを制することができるかもしれない。彼らはチームでゴールを決めてきた。それは経営陣の問題ではない。経営陣の問題は、お金があるかどうかだ。私はあると思うよ」

 ファーガソン氏は、補強がリスクを伴うものだと考えているが、そのリスクを冒さなければサプライズを続けることはできないと見ている。

「チームを決めるのは監督だから、常に責任は監督にある。多くの選手を加えれば、監督の問題が増えるね。今は限られたチームの中でとてもよくやっている。同じチームを選択していくこともできるだろう。だが、リーグで優勝したいと思ったら、もっと増やす必要があると思う」

 ファーガソン氏がユナイテッドで初めてプレミアリーグのタイトルを手にした1992-93シーズンを例に挙げた。

「あのときは3月中旬までノリッジが首位を走っていた。しかし、我々は彼らを敵地で倒し、そのままリーグを制したね」

 いずれにしても、ファーガソン氏はレスターを非常に高く評価している。

「先週、ピーター・シュマイケルが良いことを言っていた。みんながいかにレスターを過小評価しているかという話だったね。バイタリティーにあふれていて、スピードもエネルギーもある。ピーターは、現在のリーグ最強チームが間違いなくレスターだと言っていたね。問題は、それがいつまで続くかということだ」

 うまくいっているときは継続路線を選びがちだが、ファーガソン氏はこういったときこそ挑戦が必要だと考えているようだ。

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