[1.2 プレミアリーグ第20節 ウエスト・ハム2-0リバプール]

　プレミアリーグは2日、第20節を行った。リバプールは敵地でウエスト・ハムと対戦し、0-2で敗戦。今季初の3連勝とはならなかった。一方でウエスト・ハムはリバプール相手にシーズンダブル達成となった。

　試合はウエスト・ハムが均衡を破る。前半10分、自陣深い位置でボールを奪い、右サイドで細かくパスをつないでFWエネル・バレンシアがPA右角あたりから上げたクロスをファーサイドのMFミカイル・アントニオがヘディングで合わせ、先制に成功する。

　前半17分には、PA左角でパスを受けたMFマヌエル・ランシーニが右足一閃。無回転となったボールがゴール手前で鋭く落ち、GKシモン・ミニョレが反応できなかったが、右ポストを叩く。さらに同33分にはカウンターからPA内までボールを持ち込んだが、DFアルベルト・モレノに防がれ、追加点とはならなかった。

　リバプールは相手の守備をなかなか崩すことができず、守勢を強いられる。前半アディショナルタイム2分にはFWロベルト・フィルミーノの落としをPA右手前からMFエムレ・カンが右足シュート。カーブがかかったシュートが決まったかと思われたが、クロスバー直撃で0-1で前半を折り返した。

　後半立ち上がりからリバプールが攻勢に出たが、得点を挙げれずにいると後半10分にウエスト・ハムが追加点を挙げる。右サイドからMFマーク・ノーブルが上げたクロスをゴール前に勢いよく走り込んだFWアンディ・キャロルがヘッドで合わせる。E・バレンシアとポジションが被ったが、ゴールネットを揺らして、2-0とした。

　さらに後半23分にも決定機。左サイドを崩して上げたクロスをファーサイドのキャロルがヘッド。GKミニョレに弾かれたボールをMFミカイル・アントニオが左足で押し込もうとしたが、これもGKミニョレのブロックに遭い、試合を決める3点目とはならなかった。

　リバプールは後半16分にDFブラッド・スミスとMFアダム・ララーナを投入したがなかなかチャンスを作ることができない。同38分に決定機もライン上でノーブルにクリアされ、終了間際の45分には左クロスからニアのFWクリスティアン・ベンテケをおとりにしてファーサイドに走り込んだMFジョー・アレンがヘッドも決めることができず、0-2で完封負け。最後までゴールが遠かった。

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