beacon

自分の色を出したいジダン「ペップはペップ、私は私だ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 レアル・マドリーでの新たな挑戦に意気込むジネディーヌ・ジダン監督は、自分の色を出していかなければいけないと話している。

 ラファエル・ベニテス前監督の解任を受け、急きょマドリーのトップチームを率いることになったジダン監督。だが、トップチームでの指揮経験は初とあって、心配する声も少なくない。

 思い出されるのは、バルセロナで同じくBチームからトップチームに昇格したジョゼップ・グアルディオラ監督だ。やはりトップチームでの指揮経験がなかったグアルディオラ監督だが、その後の活躍は周知のとおりである。ジダン監督がグアルディオラ監督に続くかどうかが注目される。

 だが、ジダン監督はグアルディオラ監督との比較を望んでいない。5日の会見でのコメントを、スペインメディアやクラブの公式ウェブサイトが伝えている。

「比較する必要はない。グアルディオラはグアルディオラで、私は私だ。選手としても私は比較をしたことがない。監督としても同じだ」

「グアルディオラは素晴らしい指揮官で、今もうまくやっている。だが、私は比較しない。大事なのは日々の仕事と、私がこのチームに何を貢献できるかだ。みんなが良い仕事をできるように、私はできる限りを尽くす」

 ジョゼ・モウリーニョ氏やカルロ・アンチェロッティ氏の下でアシスタントコーチを務めたジダン監督は、一流の指導者たちから学んだことを生かしつつ、自分は自分だと続けている。

「私がモウリーニョやアンチェロッティ、そして選手たちの多くを知っているのは事実だ。私は全員から常に何かを学んできた。彼らには経験があるから、重要なことを常に教わってきたよ。私は自分が望む監督にならなければいけない。選手たちにとって正しいことをすることが大事だ。私はジダンであらねばならない」

「アンチェロッティには現役時代にも指導を受けた。そして彼のアシスタントコーチも務めた。彼はここでデシマ(10度目の欧州制覇)を成し遂げたね。彼から教わったのは、大事なのは試合に勝ち、選手たちを良い状態にすることだ」


●リーガ・エスパニョーラ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP