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ヒッツフェルト氏、「ジダンは宝くじに当選した」 「レアルは正気の沙汰ではない」

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 オットマー・ヒッツフェルト氏がレアル・マドリージネディーヌ・ジダン新監督について語った。スイス紙『ブリック』に話した内容をスペイン『マルカ』がその内容を伝えている。

 バイエルンやスイス代表を率いてきた名将は、近年では“ご意見番”としてコメントを取り上げられることが多い。同氏は「ジダンは宝くじに当選したね」と皮肉たっぷりにコメント。レアルの決定は「正気の沙汰ではない」と言い切った。
 
 また、ジダン監督に対して「経験が全くない」と疑問を呈したヒッツフェルト氏は「彼は選手としては素晴らしかったが、素晴らしい監督になれるかどうかは別問題だ。フロレンティーノ・ペレス会長の決断は、ひとまず周囲の批判を落ち着かせた」と話した。

「ジダンはR・マドリーの選手でもあったわけだから、間違いなく好意的に迎え入れられるだろう。しかし、彼が継続的に仕事ができるかどうか見守らなければならない。その点において私は懐疑的だ。なぜなら現状、デリケートな仕事が求められているからね。R・マドリーは現在、A・マドリーやバルセロナから勝ち点4差をつけられている。しかもバルセロナには0-4で負けているんだ。このプレッシャーは計り知れない」

 レアルの監督を務めることは『フェラーリ』を運転するようなものだと例えたヒッツフェルト氏は「全ての選手に対して自信を持たせるよう、ロッカールームでは上手くやりとりをしなければならない。プレーしないスター選手に対してもね。これはとんでもなく難しい仕事だよ。彼の幸運を祈っている」とエールを送った。

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