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後半戦に向けて気を引き締めるペップ、「ヨーロッパのトップ5に入る」ドルトムントを警戒

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 バイエルンを今季いっぱいで去る決断を下したジョゼップ・グアルディオラ監督だが、果たしてその決断はチームにどのような影響を及ぼすのだろうか。22日に行われるブンデスリーガ第18節、ハンブルガーSV(HSV)とのアウェーマッチに向けた会見で、同監督は記者に「我々はドイツの王者なのかい?」と問いかけ、集中力を切らせない姿勢を強調した。

 バイエルンは今季前半戦を15勝1分け1敗で終え、2位ドルトムントに勝ち点8ポイント差をつけて首位で折り返している。だがグアルディオラ監督に当然油断はない。ドイツ『AZ』『シュポルト1』など複数メディアが指揮官のコメントを伝えた。

「我々はドイツの王者なのかい? ならばハンブルクに向かう必要はないのでは? 今シーズンのドルトムントはヨーロッパのトップ5に入るチームだ。我々が優勝するためには、まだ多くの試合に勝たなければいけない」

 バイエルンはDFBポカール準々決勝で2月10日に2部ボーフムと、チャンピオンズリーグ(CL)では2月23日と3月16日にユベントスと決勝トーナメント1回戦を戦う。三冠獲得の可能性を残しているが、グアルディオラ監督はバイエルンを以前率いた名将にはかなわないという。

「もしかしたら、我々はCLで優勝できるかもしれない。だが、ユップ・ハインケスやオットマー・ヒッツフェルトの方がこのクラブにとってより偉大な人物であり続けるだろう。私はそれを受け止めなければいけない」

 一方、バイエルンは冬季中断期中に2部所属のカールスルーエとしかテストマッチを行っておらず、さらにその試合を1-2で落としている。同監督はこの一戦にしか臨まなかったことについて「より多くのトレーニングを実施することにしたんだ」と述べ、「(テストマッチで)勝てば、それはそれで良いが、そうできなかったら練習としては負担が大きくなってしまう」と説明した。

 ただ、そのカールスルーエ戦から得た教訓は大きかったかもしれない。その後の練習では「我々のプレースタイルやプレスに関して取り組んだ」と引いて守る相手に対する打開策を考える必要があったという。

 グアルディオラ監督は、DFダビド・アラバやFWアリエン・ロッベンが戦列に復帰したことも明かした。前半戦の終盤に離脱を強いられたMFドグラス・コスタも戻るようだ。

「彼は重要なプレーヤーだ。彼のパフォーマンスには、私よりジャーナリストたちの方が驚いたと思うよ。私は彼のプレーをすでに5回ほど見ていたため、彼の能力については知っていたからね。彼はこのクラブにとってこれから数年にわたってトッププレーヤーとなるだろう」

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