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マドリーサポーター、コパ決勝のベルナベウ開催を望まずチャントで意思表示

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 レアル・マドリーのサポーターは、バルセロナセビージャが対戦するコパ・デル・レイ決勝をマドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催してほしくはないという意志を明確にしている。

 コパ・デル・レイでは決勝進出チームが決定した後で開催地が選定されるが、各クラブの思惑が衝突して毎年のように騒動を生んでいる。今シーズンもやはり例外ではない。

 アスレティック・ビルバオとバルセロナが決勝に進んだ昨シーズンも、両クラブはベルナベウを決勝の会場とすることを希望したが、結局マドリーはこれに応じず。バルセロナのホームであるカンプ・ノウで開催されることになった。

 今季も状況は同じであり、セビージャのウナイ・エメリ監督は相手の本拠地カンプ・ノウではなく中立地での開催を希望。バルセロナも昨年に続いてベルナベウでの開催を要望することになると予想されているが、マドリーが再び難色を示すことが予想される。

 バルセロナとしては、収容人数の多い中立地だということを表向きの理由に挙げるとしても、実際には別の思惑があるのではないかともみられる。試合が開催されれば宿敵のホームでトロフィーを掲げるチャンスであり、開催が拒否されたとすればマドリーのイメージを悪化させることができるという考えがあるという。

 いずれにしても、マドリーファンはコパ決勝の開催を望まないというのが総意のようだ。13日にベルナベウで行われたリーガエスパニョーラ第24節ビルバオ戦では、前半途中に「コパ決勝はここでプレーしない!」とチャントが歌われ始めると、スタジアムの大半がそれに同調するかのように歌声を合わせ、拍手を送っていた。

 マドリーは今回の大会では、本来出場停止となっていた選手を出場させたことにより4回戦で失格処分となった。敗退後にまで厄介な問題を押し付けられ、マドリーにとってはまさに悪夢のような大会となっている。

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