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独紙評価:香川、またも厳しい評価 軒並み最低点で「アピールできず」「交代は理解できる」

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 ドルトムントMF香川真司は、20日のブンデスリーガ第27節アウクスブルク戦で62分までプレーした。チームはアウェーで3-1と勝利したが、見せ場がなかった香川にはまたも厳しい評価が下されている。

 祖父の葬儀でFWピエール・エメリク・オーバメヤンが不在のドルトムントは、ミッドウィークのヨーロッパリーグ・トッテナム戦でベンチスタートだった香川やFWアドリアン・ラモスが先発出場した。

 だが、香川にはほとんど見せ場が訪れず。ブンデスリーガ公式ウェブサイトのデータによると、シュートは0本。ボールタッチやパス数は、後半からプレーし、出場時間がより短かったMFゴンサロ・カストロより少なかった。

 ドイツ『ビルト』は、香川にMFマルコ・ロイスやMFヌリ・サヒンらと同じ「4」と最低タイの採点をつけた。ゴールを決めたMFヘンリク・ムヒタリャン、カストロ、ラモスはそれぞれ「2」と高く評価されている。

 同じく得点者を「2」や「2.5」と高く評価した地元メディアの『WAZ』と『ルールナハリヒテン』は、それぞれ香川に単独最低点の「4.5」と厳しい採点。『WAZ』は香川について次のように指摘した。

「アピールにならなかった! トーマス・トゥヘル監督の下で最近苦しんでいる日本人選手には、ほかのチームメートと比べてボールが出されず。(ボールを受けても)フィニッシュに持ち込もうとしなかったうえ、ドリブルを失敗することが多かった」

『ルールナハリヒテン』は、レギュラーの座を失った現状が香川の自信喪失につながっているとの見解を示している。

「ピッチとスタンドの間を行き来し続けているだけの日本人選手にとって、簡単な状況ではない。これが彼に自信を与えないことは、アウクスブルク戦で示されている。正しい瞬間で正しい判断を下す感覚を欠き、62分の交代は理解できるものだった」

 前節、ゴールを決めながらも評価が芳しくなかった香川は、インターナショナルウィークで気持ちを入れ替えたいところだ。ドルトムントは4月2日の次節でブレーメンをホームに迎える。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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