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吉田のボスはツンデレ監督 クーマン「レスターには、ぜひ…」

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 サウサンプトンロナルド・クーマン監督は、なかなかの「ツンデレ」指揮官だ。敗戦の悔しさをのぞかせた後、対戦相手に大きなエールを送っている。

 日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンは、プレミアリーグ第32節で首位のレスター・シティと対戦した。惜しい場面もつくりながら得点には至らず、0-1で敗れている。

 前半には、MFサディオ・マネが抜け出し、GKもかわしてシュートする場面があった。ここでは必死で守備に戻ったDFダニー・シンプソンに防がれたが、ボールがシンプソンの腕に当たり、ハンドのようにも見えた。

 この場面にクーマン監督は不満を隠さない。「あれはPKだったし、レッドカードものだ」と断言した。

 一方で、フェアなスポーツマンとして、自分たちの至らなさも認める。「レスターのようなチーム相手に、必要なのはあのような試合への入り方ではなかった。彼らの強みの一つは、試合の最初から最後まで非常にアグレッシブであることだ」と、足りない部分があったことも認めた。

 そして最後には、勝者であるレスターを称えた。さらには大きな期待をも託している。最後まで茶目っ気と負けず嫌いをのぞかせつつ、こうエールを送った。

「レスターが優勝することを願うよ。彼らはタイトルを勝ち取るにふさわしいからね。もしも少しの運と審判の判定に恵まれて(笑)、このまま続けていけたなら優勝するだろうね」

「だが、審判のおかげで優勝するだろう、などとは言わない。優勝するとしたら、彼らが素晴らしいシーズンを送っているおかげだ」

 今季のプレミアリーグは、残り6試合。レスターは2位トッテナムに勝ち点7差をつけて、首位に立っている。一方のサウサンプトンはヨーロッパリーグ出場権を得られる5位とは勝ち点6差、CL出場圏内の4位とは勝ち点7差という状況だ。


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