beacon

ドルトムント、3度目の正直なるか…DFB杯決勝に向けてトゥヘル「バイエルンを倒せるよう準備を」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.20 DFBポカール準決勝 ヘルタ・ベルリン0-3ドルトムント]

 MF香川真司の所属するドルトムントは20日、DFBポカール(ドイツ国内杯)準決勝でヘルタ・ベルリンを3-0で下し、決勝進出を果たした。トーマス・トゥヘル監督のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 3年連続8度目のファイナル進出を懸け、準決勝に臨んだドルトムント。前半20分、MFゴンサロ・カストロが折り返しを右足で蹴り込み、先制に成功する。その後も攻勢を続けると、後半30分にMFマルコ・ロイス、同38分にはMFヘンリク・ムヒタリアンが決め、3-0の快勝で決勝へと駒を進めた。

 トゥヘル監督は準決勝を振り返り、「今日の結果と内容にはとても満足している。選手たちが見せてくれたパフォーマンスに心から賛辞を贈りたい。攻撃だけでなく守備も本当に素晴らしかった。選手個々だけでなく、チームとしても極めてレベルが高いプレーだった。それが圧倒的なパフォーマンスにつながったね」と満足感を示した。

 マインツを経て今季からドルトムントの指揮官に就任したトゥヘル監督。マインツ時代のDFBポカール最高成績はベスト8だったが、自身が初めて経験する準決勝でもチームを普段通りに機能させ、ファイナルへの切符を手繰り寄せた。「見ての通り、多くの選手がこうした状況にも動じていない。彼らは実力を最大限に発揮するためにこの緊張感を必要とし、重圧を楽しんでいる」と、チームの成長にも手応えを感じている様子だ。

 3年連続の決勝進出となったが、2年連続で優勝を逃しているドルトムント。さらに5月21日に行われる決勝は、ブンデスリーガでも優勝を争うバイエルンが待ち構える。トゥヘル監督は「決勝でプレーすることの意義は非常に大きく、バイエルンとの大一番では何が起こっても不思議ではない。決勝で彼らを倒せるよう準備したい。だがその上で、我々も自分たちの力を最大限に発揮する必要がある」と打倒バイエルンへの意欲を口にした。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2015-16特集

TOP