25日に行われたセリエA第35節のローマ対ナポリの一戦で2位のナポリが敗れた。この結果、ユベントスのセリエA5連覇が決まっている。

　シーズン序盤は苦しい時期が続いた。10試合を終えた段階でユベントスの勝ち点は12しかなく、中位に低迷した。それでも、その後の25試合では圧倒的な強さを見せて、勝ち点2しか落とさなかった。

　ユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンは、イタリア『ライ』の取材に応じ、優勝を喜んだ。

「今回のスクデットが最も美しいものだ。(5連覇の)最初のスクデットは期待されていなかったという点でうれしかった。でも、今回は難しかっただけに喜びも大きいよ」

「僕たちは技術的に、そして倫理観も示した。多くのチームができることではない。僕たちは15位にいたときであっても、立ち直ることができると信じていた。でも、そのためには手を汚さなければいけなかったし、プライドを持って戦わなければいけなかった」

　38歳の大ベテランは、偉業達成に興奮を隠しきれないようだ。今季のグループが、いかに素晴らしかったかを語る。

「言葉と思いは抽象的なものでしかない。プライドと尊厳のないチームでは、それらを消化することができない」

「それができるのが、このチームの強みだった。若いチームメイトたちは、経験のある選手たちと融合していき、多くの化学反応を経て、チームはサッカー史に新たな歴史の1ページをつくったんだ」

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