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皮肉を忘れないマラドーナ「ユベントスは優勝に値したが…」

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 25日にユベントスのセリエA優勝が決まった。ナポリのレジェンドである元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏は、もちろん落胆している。ユベントスの強さを認めながらも、完全に納得しているわけではないようだ。

 今シーズンのナポリは、マウリツィオ・サッリ監督の下で大きな飛躍を遂げた。しかし、シーズン途中から調子を上げてきたユベントスにかわされると、最後はエースのFWゴンサロ・イグアインの出場停止もあって失速。25日、ローマに負けたことで、ユベントスの優勝をアシストしてしまった。

 マラドーナ氏はイタリアのテレビでユベントスの優勝に触れた。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』などが、同氏のコメントを伝えている。

「ユベントスのスクデットは妥当だ。長い間、勝ち点を落とすことがなかった。ただ、ユベントスがものすごく幸運だったことも言っておかなければいけない。2本の枠内シュートで4点獲った。私は泣いてなんかいない。ただ、イタリア中が知っている事実を口にしているだけさ」

「ナポリとの違いはベンチだ。サッリがベンチに目を向けても、ユベントスのベンチと同等ではない。ユベントスは全員が得点する。効率良くゴールを奪うチームで、素晴らしい監督がいる優れた集団だ。素晴らしいチームだよ。クラブは何をすべきか分かっている。それは否定できない」

 ユベントスの強さはピッチ外にもあるというのが、マラドーナ氏の主張だ。

「ユベントスには多くのスターがいる。イタリアサッカー連盟にも、判定をする側にもね。今に始まったことではない。ナポリ会長へのアドバイス? サッカー連盟をリスペクトすることだ。そうすれば、ナポリはユーベと同じ強さを持つことができる。疑問に思うことのすべてがユーベの有利に働くということはあり得ない」

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