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64分で交代の本田、監督采配に不満?「もっとやれた」

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 ミランMF本田圭佑は1日、セリエA第36節フロジノーネ戦で先発出場し、64分までプレーした。本田自身はクリスティアン・ブロッキ監督に「もっとやれた」と主張していたようだ。

 2試合続けて4-3-1-2のトップ下で先発出場した本田は、チームが2点を先行されて迎えた50分、1点を返すゴールの起点となった。スルーパスでDFイニャツィオ・アバーテに裏を取らせると、アバーテのクロスのこぼれ球をFWカルロス・バッカが押し込んだ。

 だが、ミランはすぐに3点目を献上し、クリスティアン・ブロッキ監督は64分に最初のカードでFWルイス・アドリアーノを投入する。ベンチに呼び戻されたのは、背番号10だった。

 ブロッキ監督は戻ってきた本田を抱きしめ、慰めるように何かを言っていたが、本田自身は指揮官の決定に納得していなかったようだ。イタリア『メディアセット』の報道として、『milanlive.it』などが伝えたところによると、「もっとプレーできた。まったく問題なくやれた」と不満を表していたという。

 本田を下げたのに続き、73分にアバーテも下げてDFルカ・アントネッリを投入したミランは、直後にそのアントネッリのゴールで1点を返すと、アディショナルタイムにPKを獲得。これをMFジェレミー・メネスが決め、土壇場で追いついた。

 ブロッキ監督は試合後、本田交代をこう説明した。ミラン専門サイト『milannews.it』が伝えている。

「選択しなければいけないこともある。本田は悪かったわけじゃない。だが、私には裏を突くアタッカーが必要だった。それにこれは正しいチョイスだったよ。試合を取り戻すことができたのだからね。本田は最も良かった選手の一人だったが、監督は選択しなければいけない」

 だが、勝てなかったミランは、サッスオーロに抜かれて7位に転落した。このまま7位でリーグを終え、コッパ・イタリアで優勝できなければ、ミランは2年連続で欧州カップ戦出場権を逃すこととなる。


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