もはや、彼らはレジェンドだ――元イングランド代表のジェイミー・キャラガー氏は、優勝を決めたレスター・シティの選手たちに惜しみない賛辞を寄せた。

　2日のチェルシー戦でトッテナムが引き分けたため、レスターは2試合を残して初優勝が決まった。キャラガー氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で、次のように称賛している。

「レスターは全員に刺激を与えた。今、このようなことが起きるとは、誰も思っていなかった。アーセン・ベンゲル監督は素晴らしい点を指摘している。レッドカーペットで生まれた選手は、彼らの中に一人もいなかったということだ。それぞれ、ここに至るまでに語る物語がある」

「ビッグクラブにいた選手は一人もいない。高額な移籍金の選手もいなかった。ジェイミー・バーディはアマチュア出身だ。リヤド・マフレズはどれほど格安だったことか。エンゴロ・カンテもいる。これはプロだけじゃなく、プロ契約を結んでもその後放出されるような14歳や15歳の若者にとっての刺激となる。彼らは一生、レジェンドだ」

　キャラガー氏は、クラウディオ・ラニエリ監督にも賛辞を寄せた。

「彼が就任したときの反応を忘れてはいけない。正直、笑い者にされていたはずだ。勝者としてリスペクトされる監督は少ないが、ラニエリは20年近くにわたり、トップクラブでビッグネームを指導してきた。だが、タイトルを獲得しておらず、トップクラスの監督として受け入れられていなかった」

「ようやく彼は彼にふさわしい功績で報われた。ほかの監督ではできなかったようなことを成し遂げたのだから、彼は認められるだろう。今後は決して忘れられることがない。100年後もこの話は受け継がれるだろう。本当にまれなことだからだ。朝にラニエリの銅像が建っているんじゃないか」

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