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清武、セビージャ移籍に前向き?独メディア「本人もリーガに傾いている」

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 どうやら、選手自身はスペインに向かいたいようだ。ドイツ『キッカー』によると、セビージャからの関心が報じられるハノーファーMF清武弘嗣はリーガ・エスパニョーラのプリメーラ・ディビジョンでのプレーを望んでいるという。

 ハノーファーとの契約に2部降格時に行使できる契約解除条項が盛り込まれている清武。その違約金は650万ユーロ(約8億円)に設定されており、清武を狙うクラブがその額を満たすオファーさえ届ければ、選手本人と条件の交渉を行える状況だ。

 そんな中、これまでレバークーゼン、ケルン、ヘルタ・ベルリンなどブンデスリーガの複数クラブが清武獲得に動き出していると伝えられてきた。しかし先日の『ビルト』による報道では、清武の移籍先が国外となる可能性が急浮上。セビージャが獲得レースをリードしていると報じられた。

 また『キッカー』も、ここに来てヨーロッパリーグ3連覇を達成したセビージャが清武に「具体的に興味を示している」としている。「清武本人もプリメーラ・ディビジョンに傾いている」と複数のオファーが届いた場合、同選手が選ぶのはスペインのクラブだという見解を示した。

 同メディアはセビージャが本格的に清武をめぐる争奪戦に加わったため、これまで違約金の引き下げを働きかけていたヘルタは清武獲得を諦め、ほかのプレーヤーをターゲットとしたと伝えている。ヘルタが清武獲得に再び動き出すのは、セビージャ移籍が実現しなかった場合のみだという。

 『キッカー』はさらに、セビージャもその違約金の引き下げを狙っているとしている。セビージャのモンチSD(スポーツディレクター)が退任を希望していたことなども影響し、同クラブの人事が明確にならない限り、新選手の獲得は控えると見ている。

 だが、セビージャの人事に関しては『キッカー』の報道は杞憂に終わるかもしれない。セビージャと2020年まで契約を結ぶモンチSDは先日「変わらぬ献身とプロ意識で仕事を続けるとクラブに伝えた」と続投の意思を表明したからだ。

 モンチSDの残留表明で、セビージャの清武獲得オペレーションで障害となり得るのは、違約金交渉のみになったとみられる。

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