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元同僚C・ロナウドについて語るフォルラン 「プレースタイルは変えてほしくなかった」

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マンチェスター・ユナイテッド時代のフォルランとクリスティアーノ・ロナウド

 インド・スーパーリーグのムンバイ・シティに所属するFWディエゴ・フォルランがUAE『ザ・ナショナル』に連載するコラムで、マンチェスター・ユナイテッドでチームメートだったFWクリスティアーノ・ロナウドについて語っている。

 フォルランはユナイテッドに在籍していた2003-04シーズンに、スポルティング・リスボンから同クラブに加わったばかりのC・ロナウドと一緒に日々を過ごした。フォルランは現レアル・マドリーFWが、ユナイテッド加入当初から強烈な野心を剥き出しにしていたと述懐している。

「ロナウドはとても素晴らしい人間で、今でもそうあり続けている。僕たちのチームが対戦する際には、いつも彼と言葉を交わすんだよ。彼はユナイテッドで最初から野心を示していたし、その野心によってこれほど遠い場所まで到達した。チャンピオンズリーグを勝ち取った2クラブのどちらでも、最高の選手とみなされる人物はほんのわずかしかいない」

「彼がマンチェスターに到着してから1週間後、僕の父(元サッカー選手のパブロ・フォルラン氏)がC・ロナウドを指し示してこう言ったのさ。『ディエゴ、あの若造が枠を捉えるシュートを打てるようになったら、そうすることを止めないだろうよ』」

 ときにエゴイスティックな選手とも形容されるC・ロナウドだが、フォルランはその性格を全面的に肯定した。

「クリスティアーノの野心、最高の選手になりたいというそのエゴと意欲は、誰もが手にできるものではない。クリスティアーノは誰からも好かれるわけではないが、その性格が彼自身の助けとなった」

「僕が若手選手に助言を与えるとしたら、プロフェッショナルとして熱心に仕事に取り組み、常にプレーの改善を目指すクリスティアーノに目を向けろと言うだろう。彼はピッチ外でニュースとならない。ただこのスポーツだけに専念していて、集中が乱されることなど一切ないんだよ。たとえ、多くのタイトルを勝ち取ったとしてもね」

 一方でフォルランは、C・ロナウドのプレースタイルの変化に一抹の寂しさを覚えているようだ。

「プレーに関しては、変えてほしくなかった部分がある。僕と一緒にプレーしていたときとマドリー加入当初にも見せていた、相手をかわすプレーだよ。メッシがするようなね」

「現在のクリスティアーノはプレーのフィニッシュを担当する、ゴール前の暗殺者といった具合だ。もちろんメッシもそういう選手だが、彼の場合は2~3選手をかわして、試合の流れを変化させられるんだ」

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