現役時代にアトレティコ・マドリーやポルトガル代表で活躍したパウロ・フットレ氏が、同胞のレアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドのバロンドール受賞について自身の見解を述べている。

　昨季レアルでチャンピオンズリーグを制し、夏にポルトガル代表でEURO2016優勝を達成したC・ロナウドは、今年のバロンドール受賞最有力だと見られている。だが同選手の対抗馬には、常にバルセロナFWリオネル・メッシがいる。

　フットレ氏はスペイン『カデナ・セール』で「ポルトガル人でさえ、メッシの受賞を願う者がいる」と口を開き、次のように続けた。

「クリスティアーノはポルトガル人だ。彼はEUROで優勝を達成し、頂点を極めた。しかし、それでもポルトガルには彼を嫌う者が存在する。彼の露骨な性格が、母国ですら敵を作ってしまうのだと思う」

　マドリード・ダービーでハットトリックした際のパフォーマンスが話題を呼ぶなど、C・ロナウドはいつも注目の的だというのがフットレ氏の指摘だ。

「彼は熱い男だ。常に真実を口にする。だが、時にやり過ぎてしまうところがある。(ビセンテ・)カルデロンでのジェスチャーがそうだったようにね。メディアの前では冷静であるべきだと私は考えているが、クリスティアーノの性格はご存知の通りだ」

「昔はクリスティアーノが(遠征中に滞在する)ホテルに着くと、『メッシ、メッシ、メッシ!』とチャントを歌う人たちがいた。あれは本当に恥ずべきことだった。だけど、さすがに最近はそれを耳にすることはなくなったよ」

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