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宇佐美、ケルン戦出場の可能性は?“クリエイティブな選手”の不在を嘆くアウクスブルク監督

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 アウクスブルクは26日に行われるブンデスリーガ第12節で敵地に乗り込み、ケルンとのアウェーマッチに臨む。アウクスブルクを率いるディルク・シュースター監督は、またもFW宇佐美貴史の起用を見送るかもしれない。

 今月のインターナショナルウィーク以降も、特に攻撃陣において負傷者の状況が改善しないアウクスブルク。前節ヘルタ・ベルリン戦では、現地でもこれまで出場機会がほとんど与えられていない宇佐美に出番が訪れると予想されていた。だが、シュースター監督はスコアレスドローに終わったこの一戦でも宇佐美を起用していない。

 ケルンもヘルタと同様にリーグで好調を維持していることから、12位とやや低い順位につけるアウクスブルクの指揮官は守備重視の戦法を採用し続けるようだ。24日の会見に臨んだシュースター監督は、攻撃陣から求めるプレーについて、次のように述べている。

「規律が求められる守備に比べて攻撃では創造性が必要。相手陣内に比べて当然自陣内ではリスクを抑えるべきだからね。(攻撃では)決まったスキームで動くのではなく、個の力を多少発揮することを望む」

 地元メディアの記者にさらに「それはこれからの話なのか?それとも前線の選手をある程度自由にさせるのは(現在の)戦術的な考えなのか?」と質問された同監督は次のように続けた。

「(攻撃的)選手たちにはその自由を(自身が就任した)6月20日から与えている。問題は、前線での仕事を学んだクリエイティブな選手が現在あまりいないことだ」

 今回の会見では宇佐美に触れなかったシュースター監督だが、創造性を持つ攻撃的プレーヤーが不在しているとのコメントは、日本代表FWへの評価について多くを物語っていると言えそうだ。
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