バレンシアが1月の移籍市場で、ウエスト・ハムに所属するFWシモーネ・ザザの獲得を目指していることが明らかになった。スペイン紙『Superdeporte』が報じている。

　ザザは今夏、ユベントスからウエスト・ハムへレンタル移籍で加入したが、プレミアリーグに上手く適応できていない。ここまで11試合に出場したものの、0ゴールという低調なパフォーマンスに終始しているため、クラブは買い取りオプションを行使しない見込みとなった。

　ザザの去就については、2020年6月まで保有権を持つユベントスが獲得交渉の窓口となるが、チェーザレ・プランデッリ監督が率いるバレンシアが名乗りを上げた。

　今夏にもザザの獲得を試みたヘスス・ガルシア・ピタルチSD(スポーツディレクター)が『Superdeporte』のインタビューに応じ、1月の移籍市場での獲得の可能性を明らかにしている。

「プランデッリがザザのことをどう考えているかは分かっているが、まずは金銭面での条件を引き下げてもらう必要がある。おそらくこれが重要な課題となるが、交渉の余地はあると考えている」

　プランデッリ監督自ら、ザザの獲得を熱望していると見られ、1月の移籍市場へ向けて、今後の動向が注目されるところだ。

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