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絶好調の香川真司は契約延長か移籍か…独誌「最終的な決断に至っていないのはカガワ」

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MF香川真司のドルトムントとの契約は18年6月までとなっている

 ドルトムントとの契約が2018年6月に満了となる日本代表MF香川真司の去就は不透明のままのようだ。クラブと香川の間では去就についての話し合いはまだ行われていない。ドイツ誌『キッカー』によると、その理由は香川本人が自身の将来について決意していないからだという。

 昨夏に複数の有望株を加えたドルトムントだが、香川は足首の負傷に悩まされたことからも出場機会が減少していた。だがシーズン終盤に突入した現在、絶好調な姿を見せ、マンチェスター・ユナイテッドに向かう前の輝きすら取り戻したようなプレーで再びドルトムントのサポーターたちを魅了している。

 そんな香川の契約状況について『キッカー』で特集記事が組まれている。これまでドルトムントで公式戦177試合に出場し、53ゴール42アシストをマークしてきたことや、トーマス・トゥヘル監督が先日の会見で「彼の監督であることは大きなプレゼント」と話していたことが紹介され、さらにチームは香川がプレーする試合では平均勝ち点2.09を獲得してきたことも指摘されている。

 だが、両者は契約延長に向けた交渉には入っていない。『キッカー』曰く、今シーズンにおける自身の出場機会や得点率に満足していない香川本人が「最終的な決断に至っていない」からだそうだ。またトゥヘル監督が好む3-4-2-1や4-1-4-1のシステムでは自身が主に本領を発揮するトップ下のポジションが失くされつつあることがその理由だという。

 記事内では“ゲーゲンプレッシングがとても得意な”プレーヤーとしても形容される香川だが、今後しばらくはドルトムントでの状況を見るだろうと予想される。そのため、『キッカー』では香川の今シーズン以降の去就は依然として「傾向すら見られない」と不透明のままだという見解が述べられた。

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