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敵将から「リスペクトがない」との批判に…アルテタ「私は選手、チーム、クラブを守る」

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クラウディオ・ラニエリ監督とミケル・アルテタ監督

 アーセナルミケル・アルテタ監督が、ワトフォードクラウディオ・ラニエリ監督の批判について言及した。

 7日に行われたプレミアリーグ第11節で、ワトフォードと対戦したアーセナル。VARによるゴール取り消しやピエール・エメリク・オーバメヤンのPK失敗など苦戦も強いられたが、56分にこぼれ球に反応したエミール・スミス・ロウがシュートを突き刺してリードを奪うと、これを守りきって1-0で勝利を収めた。

 しかしこのゴールの場面について、ワトフォードのラニエリ監督は「我々がボールを出した際、彼らにはリスペクトがなかった」とし、直前にワトフォード選手が痛めたことによってボールをピッチ外へ出したが、アーセナル側が返さなかったと主張している。

 この件について会見で問われたアルテタ監督は、「私は自分の選手、チーム、クラブを守らなければならない。我々全員が正直であり、時にはナイーブにさえなってしまうほどだ」としつつ、「それでも彼らが我々にそのような感情を抱くならば、私は謝罪しなければらないね。だが、アドバンテージを利用しようという意図はなかった」と反応している。

 なお、アーセナルはこれで直近8試合負けなし(6勝2分)。開幕3連敗で一時最下位に沈んでいたが、5位まで浮上している。指揮官はその要因を説明しつつ、サポーターへの感謝を述べた。

「選手やスタッフが我々の活動を信じていること、チームの一員であるという信念や帰属意識、そして困難な状況で見せた団結力だ。誰かに責任を押し付けるのではなく、全責任を負い、真のリーダーシップと勇気を持って状況を打開しようとすることだね」

「彼らは批判に直面しながらも前へ進み、ゆっくりと人々を巻き込もうとしていた。幸運だったのは、困難な状況でもこのクラブへの愛を示し、選手と一緒に戦うことがどれほど重要か理解しているサポーターがいたこと。そういった人達がいるとどうなるか、おわかりいただけたと思う」

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