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「インテルがルカクを再獲得したように…」ユベントスで苦戦のブラホビッチに古巣会長

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FWドゥシャン・ブラホビッチ

 フィオレンティーナのロッコ・コミッソ会長が26日、イタリアメディア『スポルティタリア』のインタビューに応じ、セルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチに言及した。

 昨シーズンはビンチェンツォ・イタリアーノの下、リーグ戦で7位の好成績を残し、5年ぶりにヨーロッパの舞台へ復帰したフィオレンティーナ。コロナ禍に見舞われた近年、ビッグクラブが大きな損失を出す中、フィレンツェのクラブは、今年1月にエースのブラホビッチを売却するなどして着実な経営を続けている。コミッソ会長が明かす。

「ユベントスやミラン、インテルは近年、何億ユーロもの資金を失ったが、私は彼らとは違い、赤字を出すことはない。ブラホビッチの売却分の7500万ユーロ(約104億円)で、(ジョナタン)イコネや(アルトゥール)カブラウ、ドド、(ピエールルイジ)ゴッリーニ、(ロランド)マンドラーゴラ、(アントニン)バラクを獲得して補強した。だがブラホビッチや彼の代理人は私に正直ではなかった。彼に加えてキエーザの売却金もまだ受け取っておらず、私が獲得資金を出資することになった。私はフィオレンティーナ史上最も資金を投じた会長だ」

 フィオレンティーナでブレイクを果たし、2001年には前年のFWクリスティアーノ・ロナウドの記録に並ぶ、セリエA年間33ゴールをマークしたブラホビッチ。近年、フィオレンティーナで目覚ましい成長を遂げたセルビア代表の22歳は現在、移籍先のユベントスで苦戦が続く。

 コミッソ会長は、チェルシー移籍が失敗し、わずか1年でインテルへ復帰したFWロメル・ルカクを例に挙げ、ブラホビッチの再獲得の可能性に言及。「インテルがルカクを再獲得したように、おそらく1000万ユーロ(約14億円)だったらブラホビッチを再獲得したい」と明かした。

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