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CKで開幕アシスト!惜しい直接FKも! キッカー志願したAZ菅原由勢「自信があるし、武器にしていきたい」

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DF菅原由勢

[8.13 エールディビジ第1節 AZ 5-1 ゴー・アヘッド・イーグルス]

 DF菅原由勢所属のAZは13日、エールディビジ開幕節でゴー・アヘッド・イーグルスと対戦し、5-1で大勝した。菅原は右サイドバックで先発し、前半15分に今季初アシストを記録した。

 アシストは左コーナーキックをファーサイドに蹴り込み、FWバンジェリス・パブリディスの頭に合わせた形。菅原は今月10日のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選3回戦サンタ・コロマ戦ではFKからアシストを記録した他、この日は直接FKをそのまま狙う惜しいトライも見せるなど、今季はキッカーとしての才能を開花させつつある。

 試合後、菅原は「結構自信があるし、それを武器にしていきたいという中で、僕からキッカーをやらせてくれという話をしたし、もっとチームの武器になると思うという意思を伝えて任せてくれた」とキッカー就任の経緯を明かし、「今日や前の試合でもアシストできたり、数字を残していけば評価も変わると思う。結果という数字はこだわっていきたいと思うけど、そこを任せてもらえているところはすごく嬉しい」と充実感をのぞかせた。

 この日は敵地アンドラで行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選から中2日での一戦。欧州カップ戦との兼ね合いで厳しいコンディションで迎えるシーズン開幕戦となった。

 それでも菅原は「移動だけで7、8時間かかって、中2日で14時半キックオフというのはシーズン公式戦の開幕としてはすごくタフなスケジュールだった」と苦労は述べつつも、「AZに4年間いて最初から連戦ばっかりやってきたんで、身体はうまく慣れているというか順応しているし、それをイメージしてプレシーズンも自ら追い込んできた部分もある」と冷静。「今日の試合は移動も含めてタフになると思っていたけど、結果的に良い形にできた。ホーム開幕戦でもあったのでファンの皆さんにも喜んでもらえたと思う」と前向きに語った。

 そんな菅原だが、気になるのは今後の去就について。昨季のエールディビジ、欧州カップ戦での活躍で欧州内の評価も高まっており、オフには移籍の噂も多く出ていたが、移籍ウインドーはまだ開いている。

 自身の現状について「ここにいるべきなのか、ステップアップを目指すべきなのかっていうのはもちろん自分の中で固まってるものはあるけど、同等に周りの動きを見たとき、それに相応しい活躍ができているのかどうかという兼ね合いもある」と冷静に受け止めた菅原は「自分が描いているものと他からの評価のすり合わせのところも含めて、まだまだ時間があるし、僕ができるのは今日のように試合でパフォーマンスを出し続けるだけ。毎日の練習から全力でやって、目先のことに集中しない限りはそれからのことにも集中できない。まだまだここからだと思う」とまずは目の前の試合に向き合っていく構えを見せた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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