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英メディア「許してほしい」外部からは疑問の声も…リバプール遠藤航への高評価を紹介

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リバプールに加入したMF遠藤航

 今夏にシュツットガルトからリバプールに電撃移籍したMF遠藤航に対し、現地の一部メディアやファンから懐疑的な声も上がったが、クラブ内では高い評価を得ているようだ。有名ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が『ヒア・ウィ・ゴー・ポッドキャスト』で語った内容をイギリス『TBRフットボール』が伝えている。

 同メディアは記事で「遠藤航はリバプールの新戦力だが、正直なところ、私たちは彼のことをあまり知らない。この日本人MFはここ数年、ブンデスリーガの中堅以下のクラブでプレーしてきた。というわけで、この男に注目しなかったことをお許しいただきたい」と述べた上で、「遠藤のリバプール入りに眉をひそめる向きもあるようだが、ユルゲン・クロップ監督は『LFCTV』のインタビューで、遠藤が才能ある選手であることをファンに明言した。興味深いことに、遠藤はすでにトレーニングで印象的なプレーを見せているという」と紹介。続けてロマーノ氏が遠藤について聞いたという話を掲載した。

「1年前、期限付き移籍でアルトゥール・メロをどこからともなく最終日に獲得したことを覚えている。彼のようになるかもしれない。しかし、遠藤は過小評価されている選手だと彼らは信じている。多くの人が、無名の選手と契約していると言っているが、彼はキャプテンであり、すでにブンデスリーガで実力を証明している。それに連携面もとても良い。早くも最初のトレーニングセッションで、チームメイトたちは遠藤に好感触を持っていると聞いている。ナイスガイで、もうロッカールームにも馴染んでいるとね」(ファブリツィオ・ロマーノ氏)

 遠藤のリバプール加入が発表されたのは18日。翌19日には本拠地アンフィールドでのプレミアリーグ第2節ボーンマス戦(○3-1)で途中投入され、いきなりデビューを果たした。これも期待の高さの表れと言えるかもしれない。

 同メディアは「遠藤はリバプールで、すでに難しいことをやってのけた。世界一才能のある選手でも、新しいクラブに馴染めなければ苦労することがある。彼はすでにチームメイトとうまくやっている。そうした社会的なつながりと自信を持つことは、時に戦いの半分を占めることもある」と言及し、「遠藤はリバプールで成功するための準備は整っている。もしかしたら彼は今季、私たちに衝撃を与えるかもしれない」とポジティブな見解を示した。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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