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親日家デル・ピエロは地方遠征に興味「私が知っている日本は東京だけ…」サカつくイベントでベストイレブン発表

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左から中澤佑二氏、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏、宮崎伸周プロデューサー

 スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』(以下、サカつくRTW)のファンイベントが18日に都内で行われ、元日本代表の中澤佑二氏と元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が参加した。終了後には囲み取材に応じ、デル・ピエロ氏は「日本のイベントは常に楽しいが、今回は(観客と)近かった。質問も面白かった」と笑顔で答えた。

 ファンが見守る中で行われた公式生放送では、デル・ピエロ氏が選ぶベストイレブンを紹介。4-3-3の布陣で、GKはレフ・ヤシン、4バックは左からDFロベルト・カルロス、DFフランコ・バレージ、DFガエターノ・シレア、DFカフー。中盤3枚はMFマラドーナ、MFリオネル・メッシ、MFヨハン・クライフ。前線3枚はデル・ピエロ氏自身、FWロナウド、FWペレとなった。

 生放送でのイベント終了後、中澤氏とデル・ピエロ氏は囲み取材に応じた。デル・ピエロ氏は、日本代表の9月シリーズ・ドイツ戦、トルコ戦もチェックしていたようで、その印象を語る。「日本の強みは一致団結したチーム力。いまの日本はお互いの助け合いがすばらしい。ドイツのホームで勝利したことは、この団結力、助け合いの力、チームの力だと思う」とストロングポイントを分析した。

 16日にはJ1第27節・北海道コンサドーレ札幌対湘南ベルマーレを観戦した。「変化してきている」と日本サッカーの印象を述べ、「スピードが10年前と比べて今のほうがある。ぶつかり合いがあり、非常に全体で集中している。ゴールのチャンスも多かった」とその成長したところを挙げていた。

 親日家として知られるデル・ピエロ氏は、Jリーグ観戦で訪れた札幌などタイトなスケジュールでの移動はあるものの、ほとんどの時間は東京で過ごしているという。「私が知っている日本は東京なので、もしかするともっと(他の場所に)全然異なる面があるのかもしれない」と地方遠征にも興味を示していた。すると、中澤氏は「沖縄がいい」と推薦。現在ロサンゼルス在住のデル・ピエロ氏は「もうロスに住んでて日差しは……でもいいところと覚えておきます」と候補のひとつにしていた。

(取材・文 石川祐介)
石川祐介
Text by 石川祐介

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