beacon

香川がマンチェスター入り?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ドイツの専門誌キッカーは15日、公式HPのトップでドルトムントMF香川真司が代理人のトーマス・クロート氏とともにマンチェスター入りしたと報じている。

 前日の14日にドルムントのミヒャエル・ツォルクSDは、代理人のトーマス・クロート氏と会談し、香川に移籍延長の意思がないことを告げられていた。その後、ツォルク氏は「オファーがあれば移籍交渉を開始する」と発言したが、ここにきて一気に決着を見る可能性が出てきた。

 マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、翌13日にプレミアリーグ最終節を控えているにも関わらず、12日に行われたドイツ杯の決勝を観戦している。その試合でドルトムントは、欧州CLで決勝進出を果たしたバイエルンを相手に5-2の勝利を挙げた。香川が先制点を含む1得点1アシストと活躍した一戦を見て、ファーガソン監督は日本人MFの獲得を心に決めたのかもしれない。

 すでにチームメイトは香川の移籍を覚悟している。DFマット・フンメルスは「シンジにとって、チームを去るという決断を下すのは難しいはずだ」と語る。キャプテンのMFセバスティアン・ケールは「彼が離れてしまったら寂しいね」と前置きをしたうえで、「それでも、サッカー選手が新しいチャレンジを求めることは自然なことだ」と語った。

 ユルゲン・クロップ監督も、「シンジの少年時代からの夢や日本の文化は、尊重しなければいけない。彼が育った国では、ドイツのリーグはイングランドのリーグほど大きく扱われていなかったんだ」と香川が残留することを期待しつつ、移籍という決断を下すことについても理解を示している。

 香川のマンチェスター・ユナイテッド入りは、一気に決着を見るのか。それともベンゲル監督が興味を示したアーセナルなど、他クラブとの交渉が待っているのか。イングランドに渡った香川の動向に注目が集まる。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP