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W杯過去7試合中6試合が無得点のギリシャ「明日は今までの試合と違う」

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 19日のグループリーグ第2戦で日本代表と対戦するギリシャ代表は18日(日本時間19日)、試合会場となるナタルのドゥナス・スタジアムで公式練習を行った。練習前にはフェルナンド・サントス監督のほか、DFソクラティス・パパスタソプロス(ドルトムント)、DFバシレイオス・トロシディス(ローマ)、MFラザロス・フリストドゥロプーロス(ボローニャ)が記者会見に出席した。

 14日のコロンビア戦に0-3で大敗したギリシャ。同じく初戦でコートジボワールに1-2で敗れた日本同様、グループリーグ突破へはあとがない状況だ。今大会が3度目のW杯出場となるギリシャだが、過去2大会はいずれもグループリーグ敗退。初出場の1994年アメリカW杯は3試合連続の無視点で3連敗。2010年南アフリカW杯ではナイジェリアを2-1で下し、初得点と初勝利を挙げたが、韓国戦、アルゼンチン戦はいずれも0-2の零封負けだった。

 今大会のコロンビア戦を含め、過去のW杯7試合でわずか2得点。うち6試合が無得点という状況だが、パパスタソプロスは「過去を振り返れば、確かにそのとおりだが、明日は今までの試合と違うし、そのあとの試合とも違う」と、過去の結果は関係ないと強調した。

 W杯欧州予選でわずか4失点だった堅守がコロンビア戦では大量3失点。それでも、フェルナンド・サントス監督は「コロンビア戦は集中力が欠けていた。それが今までの試合との違いだった」と指摘し、「集中力が欠けるようなことはあってはならない。ギリシャの人たちが今まで見てきた集中力を持ってプレーできれば、だれが先発であっても問題ない」と、日本戦では修正可能と力説した。

「新たな歴史をつくりたい。そのためには勝たなければならない。相手は我々と同じように歴史をつくりたいと思っているチームで、同じような目標を持っている」。指揮官はコートジボワール戦での日本のパフォーマンスについて「私がこれまで見てきたチームとはまったく違うチームだったことに驚いた」とし、参考にならないことを選手にも伝えたと話した。

「コートジボワール戦も見たし、他の試合で日本がどういうプレーを見せてきたかも見てきた。大きな違いはボールキープのところ。コートジボワール戦では序盤に点を取り、リードを守りたいという気持ちがあったのだろう。ボールを支配している時間が少なかった」。日本への警戒を緩めることなく、グループリーグ突破に望みをつなぐ勝利を誓った。

(取材・文 西山紘平)

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