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[プレビュー]アルジェリアvsロシア スタミナに課題の両チーム、どちらが16強に滑りこめるか

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[6.26 ブラジルW杯H組 アルジェリア(日本時間28日5:00)ロシア クリチバ]

 16強、最後の1枠を巡る三つ巴を制すのは、どこになるのか。現在、勝ち点3でグループ2位のアルジェリア代表は、勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる。引き分けでも、韓国代表がベルギー代表に大勝しない限りは、決勝トーナメントに勝ち進める。対するロシア代表は勝利した上で、韓国代表がベルギー代表に勝利した場合は得失点差の争いとなる。

 勢いで上回るのは、初の決勝トーナメント進出を目指すアルジェリアだろう。初戦から先発5人を入れ替えて臨んだ韓国代表との第2戦では、攻撃陣が爆発。4得点を叩き出し、W杯で実に32年ぶりとなる勝利を挙げた。ベルギー戦、韓国戦ともに速攻からチャンスをつくり(ベルギー戦はPK)、先制点を挙げている。前半戦は守備もある程度、堅く保っているために、この試合でも先制点を挙げてロシアの焦りを誘いたい。問題は、後半に入ってからの守備にある。運動量が落ちると、中盤と最終ラインの間が極端に広がってしまい、ゴール前にスペースを空けてしまう傾向にある。この守備の課題を克服できれば、同国史上初の快挙に近づくはずだ。

 対するロシアは、初戦ではGKアキンフェエフのミスもあり、韓国と1-1で引き分け。第2戦ではベルギーに0-1で競り負けた。2試合続けて失点を喫しているとはいえ、安定感のある守備は健在だ。問題は攻撃面にある。過去の2試合では、慎重な姿勢を見せてほとんどリスクを冒さない戦いぶりを見せていた。試合を楽しみたいブラジルの観客からもブーイングを浴びせられるほど、横パス、バックパスが多く、スピードアップする攻撃は見られない。勝利が必要な一戦ということは、ゴールを挙げなければいけないということだが、ここまで決定力を欠いているFWアレクサンドル・ココリンらが、少ない好機を活かせるか。開催国として迎える次回大会に向けても、経験値を積んでおきたい。

■FIFAランキング
アルジェリア 22位
ロシア 19位

■対戦成績
初対戦

■テレビ中継
日テレ系

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