ベスト4最後の椅子はクロアチア!! 開催国との死闘制して20年ぶり4強
[7.7 ロシアW杯準々決勝 ロシア2-2(PK戦3-4)クロアチア ソチ]
ロシアW杯は7日、準々決勝2日目を行い、ソチのフィシュトではロシア代表とクロアチア代表が対戦。前半に1点ずつを取り合った試合は、後半はスコアが動かずに延長戦に突入。延長戦でも1点ずつを奪い合って2-2のまま迎えたPK戦を4-3で制したクロアチアがベスト8を突破した。98年大会以来、20年ぶりの4強入りを決めたクロアチアは、11日に行われる準決勝でイングランドと対戦する。
ロシアは決勝トーナメント1回戦スペイン戦から先発1人を入れ替え、MFユーリ・ジルコフに代わってMFデニス・チェリシェフを先発起用。一方のクロアチアも決勝T1回戦デンマーク戦から先発1人を入れ替え、MFマルセロ・ブロゾビッチに代えてFWアンドレイ・クラマリッチらがスターティングメンバーに名を連ねた。
序盤こそともにフィニッシュに持ち込む場面を創出したものの、MFルカ・モドリッチとMFイバン・ラキティッチの2枚看板を軸としたパスワークで攻撃を組み立てるクロアチアが徐々にベースを握り始める。しかし、ロシアはブロック内に入ってきたクロアチアの選手に複数人が激しく寄せて自由を与えず。ボールを奪取してカウンターを発動させれば、たとえボールが自陣にあろうとも大観衆が大きな声を届け、「ロシア!」コールで選手たちを後押しした。
すると、完全ホームのロシアが強烈な一撃で先制に成功。前半31分、左サイドから中央にボールを運んだチェリシェフがFWアルテム・ジューバとのパス交換で前線に上がると、PA外から左足の鮮やかなミドルシュートを叩き込んでスコアを1-0とした。だが同40分、左サイドからボールを運んだFWマリオ・マンジュキッチのラストパスをクラマリッチがヘディングで叩き込み、クロアチアが試合を振り出しに戻す。
1-1のまま後半を迎えると、後半7分にクロアチアがゴールに迫るが、DFシメ・ブルサリコのクロスの流れからクラマリッチが放ったバイシクルは、GKイゴール・アキンフェエフの守備範囲に飛んでしまう。さらに同15分、右サイドからクラマリッチが送ったクロスからFWイバン・ペリシッチが決定機を迎えるが、至近距離から放った右足シュートはポストを叩いて勝ち越しゴールとはならなかった。
その後も圧力を強めるクロアチアが押し込む時間帯が続くが、時には1トップのジューバ以外のフィールドプレーヤー全員がPA内に入って守備をこなすロシアを崩し切れない。後半27分にはロシアが久々にフィニッシュまで持ち込むも、DFマリオ・フェルナンデスのクロスからMFアレクサンドル・エロヒンが放ったヘディングシュートは枠上に外れた。
両チームともに勝ち越しゴールを狙いながらも、スコアが動かないまま前後半終了を迎え、試合は延長戦に突入。すると延長前半11分、モドリッチが蹴り出したCKをDFドマゴイ・ビダががヘディングで合わせたボールが、そのままゴールマウスに吸い込まれてクロアチアが勝ち越しに成功。その後、ロシアが猛反撃に出ると、延長後半7分にMFダレル・クズヤエフが放った弾丸シュートがGKダニエル・スバシッチに防がれながらも、同10分にMFアラン・ジャゴエフが蹴り出したFKをDFマリオ・フェルナンデスがヘディングで突き刺し、土壇場で試合を振り出しに戻した。
2-2のままPK戦を迎え、先攻のロシア1人目のFWフョードル・スモロフ、3人目のM・フェルナンデス、クロアチア2人目のMFマテオ・コバチッチが失敗。3-3で迎えた後攻5人目となったラキティッチがきっちり沈めて、クロアチアが4-3でPK戦を制した。
(取材・文 折戸岳彦)
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ロシアW杯は7日、準々決勝2日目を行い、ソチのフィシュトではロシア代表とクロアチア代表が対戦。前半に1点ずつを取り合った試合は、後半はスコアが動かずに延長戦に突入。延長戦でも1点ずつを奪い合って2-2のまま迎えたPK戦を4-3で制したクロアチアがベスト8を突破した。98年大会以来、20年ぶりの4強入りを決めたクロアチアは、11日に行われる準決勝でイングランドと対戦する。
ロシアは決勝トーナメント1回戦スペイン戦から先発1人を入れ替え、MFユーリ・ジルコフに代わってMFデニス・チェリシェフを先発起用。一方のクロアチアも決勝T1回戦デンマーク戦から先発1人を入れ替え、MFマルセロ・ブロゾビッチに代えてFWアンドレイ・クラマリッチらがスターティングメンバーに名を連ねた。
序盤こそともにフィニッシュに持ち込む場面を創出したものの、MFルカ・モドリッチとMFイバン・ラキティッチの2枚看板を軸としたパスワークで攻撃を組み立てるクロアチアが徐々にベースを握り始める。しかし、ロシアはブロック内に入ってきたクロアチアの選手に複数人が激しく寄せて自由を与えず。ボールを奪取してカウンターを発動させれば、たとえボールが自陣にあろうとも大観衆が大きな声を届け、「ロシア!」コールで選手たちを後押しした。
すると、完全ホームのロシアが強烈な一撃で先制に成功。前半31分、左サイドから中央にボールを運んだチェリシェフがFWアルテム・ジューバとのパス交換で前線に上がると、PA外から左足の鮮やかなミドルシュートを叩き込んでスコアを1-0とした。だが同40分、左サイドからボールを運んだFWマリオ・マンジュキッチのラストパスをクラマリッチがヘディングで叩き込み、クロアチアが試合を振り出しに戻す。
1-1のまま後半を迎えると、後半7分にクロアチアがゴールに迫るが、DFシメ・ブルサリコのクロスの流れからクラマリッチが放ったバイシクルは、GKイゴール・アキンフェエフの守備範囲に飛んでしまう。さらに同15分、右サイドからクラマリッチが送ったクロスからFWイバン・ペリシッチが決定機を迎えるが、至近距離から放った右足シュートはポストを叩いて勝ち越しゴールとはならなかった。
その後も圧力を強めるクロアチアが押し込む時間帯が続くが、時には1トップのジューバ以外のフィールドプレーヤー全員がPA内に入って守備をこなすロシアを崩し切れない。後半27分にはロシアが久々にフィニッシュまで持ち込むも、DFマリオ・フェルナンデスのクロスからMFアレクサンドル・エロヒンが放ったヘディングシュートは枠上に外れた。
両チームともに勝ち越しゴールを狙いながらも、スコアが動かないまま前後半終了を迎え、試合は延長戦に突入。すると延長前半11分、モドリッチが蹴り出したCKをDFドマゴイ・ビダががヘディングで合わせたボールが、そのままゴールマウスに吸い込まれてクロアチアが勝ち越しに成功。その後、ロシアが猛反撃に出ると、延長後半7分にMFダレル・クズヤエフが放った弾丸シュートがGKダニエル・スバシッチに防がれながらも、同10分にMFアラン・ジャゴエフが蹴り出したFKをDFマリオ・フェルナンデスがヘディングで突き刺し、土壇場で試合を振り出しに戻した。
2-2のままPK戦を迎え、先攻のロシア1人目のFWフョードル・スモロフ、3人目のM・フェルナンデス、クロアチア2人目のMFマテオ・コバチッチが失敗。3-3で迎えた後攻5人目となったラキティッチがきっちり沈めて、クロアチアが4-3でPK戦を制した。
(取材・文 折戸岳彦)
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