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[MOM3976]日体大柏GK原田眞透(2年)_ビッグセーブ連発。先輩GKと完封リレー

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日体大柏高GK原田眞透はビッグセーブでチームを勝たせた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.10 和倉ユース3位決定戦 日体大柏高 1-0 東山高 城山陸]

 1-0の後半終了間際、至近距離からのシュートを手で、足で連続ストップ。GK原田眞透(2年=ジュビロ磐田U-15)のスーパーセーブが相手選手に天を仰がせ、日体大柏高に白星をもたらした。

 出場時間は後半開始からの30分間。それでも、9分のビッグセーブを含めて2年生GKは神がかっていた。「この和倉ユースという大会で自分自身、納得の行くプレーができていなくて、そういうのも含めて全部良いプレーをしてやろうという気持ちで後半の30分取り組んだので、それが結果としてできて良かったです」と微笑。攻撃型のGKは至近距離からのシュートが得意という訳では無いが、それでもゼロにこだわり、“止めまくって”先輩GK倉田竜輝(3年)との完封リレーという目標を果たした。

「先輩が無失点で繋げてくれましたし、今大会、無失点の試合がなかったので、チームとしても絶対に無失点で勝とうということを心掛けていたので、自分としても集中力か続いていたのが、ああいうプレーに繋がったと思います」と謙虚な言葉で喜びを表現していた。

 インターハイ予選などの公式戦でゴールを守ってきた原田だが、先輩GK倉田は「まだ勝てるところはない」という存在。「一個上の先輩ですけれども、同級生というくらい喋ってくれますし、プレーでも自分よりも全然上手いところもたくさんあるので、良いライバルとして盗めるところはたくさん盗んでいきたいと思っています」。今大会で好守を見せた倉田から学びながら、それ以上の成長を遂げ、選手権でも守護神の座を掴む意気込みだ。

「インターハイ(予選決勝)で市立船橋に決勝で負けてしまって、そういうところで勝って行かないと、2位だと知名度も全然上がらないと思う。借りを冬の選手権で返すためにも、プリンスリーグに上がるというところを含めて練習からしっかやっていきたい。2年生からでも試合に出続けて良いプレーを続けていくことが目標です」。この日の好守も自信に。チームを勝たせるGKになる。


(取材・文 吉田太郎)

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