「アシストや得点でチームを勝たせられる選手に」。神村学園の注目左SB吉永夢希は個人、チームの課題改善を誓う
[2.21 九州高校新人大会決勝 鹿児島城西高 3-0 神村学園高 金武町陸上競技場(天然芝)]
11年ぶりの優勝を目指した九州新人大会は準優勝。神村学園高(鹿児島2)のU-16日本代表左SB吉永夢希(2年=ソレッソ熊本出身)は、「自分にマンマークついていたので自分が勝てればもっと優位に立てた。自分のせいというのがあります。去年出ていた分、チームを引っ張らないといけない。アシストや得点でチームを勝たせられる選手にならないといけない」と唇を噛んだ。
前半、迫力のある攻め上がり。力強い縦突破や左足クロスを見せた。だが、その回数を増やすことができなかった。後半15分からはポジションを左SHに。相手に警戒される中で決定的なクロスを上げるシーンもあったが、0-3で悔しい敗戦となった。
元アタッカー、早生まれの左SBは先発定着前の昨春の段階からスプリント力、攻撃力を発揮し、夏にU-16日本代表候補初選出。同秋のU17アジアカップ予選メンバーにも選ばれ、アジアで躍動した。
12月のプレミアリーグプレーオフでは、クラブユース選手権覇者のC大阪U-18戦で左足のスーパーゴールを決めるなど2戦連発。今やJ1、J2クラブが注目する左SBになっている。今冬は自身初の選手権で全国3位。より上へ進むためには、よりチームの組織力や守備力が必要であることを学んだようだ。
「(選手権で重要なことは)チーム力を感じました。自分たちは一人ひとりだったんですけれども(準決勝で敗れた)岡山学芸館さんは団結して全員が決勝に行きたいという思いで戦っていて、組織力は本当に大事だなと感じました。(神村学園のように)点を決めれる選手がいても、守りきれる選手がいなければダメなのでそこも感じました」
今回の新人戦も守備面の課題を感じる結果に。「前は今年も良い選手がたくさんいる。やっぱり後ろ。自分、後ろなので、しっかりと引っ張って、プレミア(リーグ)とかあるんで試合を重ねるごとに守備をしっかりとして、毎回無失点でしっかりいけるようにしたい」。個人としても課題改善を誓った。
現在、吉永は「後ろはできるのは分かっている。SBでやった方がアイツの良さは出る。(でも前のポジションでも) 仕掛けて行って、一人で、行く。そのところまでできるように今年してあげたい」(有村圭一郎監督)という理由もあり、左SBと左SHで併用されている。
SBで長い距離を駆け上がって行くところは持ち味。この九州大会でも対戦相手の脅威となっていたが、1対1で打開する力を身に付けることを誓う。「1対1、今回で苦手と分かったので帰ってまたやりたいと思います。1対1も勝てるようにならないと上では通用しないと思うので、そこはしっかりポジション変わってでもできるようにしたい」。高卒でのプロ入りを掲げる吉永だが、Jリーガーに比べると球際の強度もまだまだ。「ジョルディ・アルバみたいな、毎回得点に絡めてチームを助けられるような、(基本的には)後ろの選手ですけれども得点でチームを勝たせられる選手になりたいと思います」と語る吉永は、チーム、個人としての課題改善にも精力的に取り組んでいく。
(取材・文 吉田太郎)
11年ぶりの優勝を目指した九州新人大会は準優勝。神村学園高(鹿児島2)のU-16日本代表左SB吉永夢希(2年=ソレッソ熊本出身)は、「自分にマンマークついていたので自分が勝てればもっと優位に立てた。自分のせいというのがあります。去年出ていた分、チームを引っ張らないといけない。アシストや得点でチームを勝たせられる選手にならないといけない」と唇を噛んだ。
前半、迫力のある攻め上がり。力強い縦突破や左足クロスを見せた。だが、その回数を増やすことができなかった。後半15分からはポジションを左SHに。相手に警戒される中で決定的なクロスを上げるシーンもあったが、0-3で悔しい敗戦となった。
元アタッカー、早生まれの左SBは先発定着前の昨春の段階からスプリント力、攻撃力を発揮し、夏にU-16日本代表候補初選出。同秋のU17アジアカップ予選メンバーにも選ばれ、アジアで躍動した。
12月のプレミアリーグプレーオフでは、クラブユース選手権覇者のC大阪U-18戦で左足のスーパーゴールを決めるなど2戦連発。今やJ1、J2クラブが注目する左SBになっている。今冬は自身初の選手権で全国3位。より上へ進むためには、よりチームの組織力や守備力が必要であることを学んだようだ。
「(選手権で重要なことは)チーム力を感じました。自分たちは一人ひとりだったんですけれども(準決勝で敗れた)岡山学芸館さんは団結して全員が決勝に行きたいという思いで戦っていて、組織力は本当に大事だなと感じました。(神村学園のように)点を決めれる選手がいても、守りきれる選手がいなければダメなのでそこも感じました」
今回の新人戦も守備面の課題を感じる結果に。「前は今年も良い選手がたくさんいる。やっぱり後ろ。自分、後ろなので、しっかりと引っ張って、プレミア(リーグ)とかあるんで試合を重ねるごとに守備をしっかりとして、毎回無失点でしっかりいけるようにしたい」。個人としても課題改善を誓った。
現在、吉永は「後ろはできるのは分かっている。SBでやった方がアイツの良さは出る。(でも前のポジションでも) 仕掛けて行って、一人で、行く。そのところまでできるように今年してあげたい」(有村圭一郎監督)という理由もあり、左SBと左SHで併用されている。
SBで長い距離を駆け上がって行くところは持ち味。この九州大会でも対戦相手の脅威となっていたが、1対1で打開する力を身に付けることを誓う。「1対1、今回で苦手と分かったので帰ってまたやりたいと思います。1対1も勝てるようにならないと上では通用しないと思うので、そこはしっかりポジション変わってでもできるようにしたい」。高卒でのプロ入りを掲げる吉永だが、Jリーガーに比べると球際の強度もまだまだ。「ジョルディ・アルバみたいな、毎回得点に絡めてチームを助けられるような、(基本的には)後ろの選手ですけれども得点でチームを勝たせられる選手になりたいと思います」と語る吉永は、チーム、個人としての課題改善にも精力的に取り組んでいく。
(取材・文 吉田太郎)