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[関東ROOKIE LEAGUE]CリーグMVP・得点王:駒澤大高FW岩井優太「最後自分が仕留める、ゴールの部分を見て欲しい」

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「2023関東ROOKIE LEAGUE」CリーグのMVP、得点王を獲得した駒澤大高FW岩井優太(1年=港区立港南中出身)

 関東・静岡の強豪校の1年生たちがリーグ戦で力を磨いた「2023関東ROOKIE LEAGUE」は、全日程終了後に各賞受賞者を発表した。Cリーグは駒澤大高(東京)のFW岩井優太(1年=港区立港南中出身)が16得点で得点王を獲得。リーグMVPにも選出された。長身を活かしたポストプレーで攻撃の起点になりつつ、抜群の得点力を発揮。表彰対象ではなかったものの、6アシストでアシストランキングも1位の活躍だった。駒大高のCリーグ制覇とBリーグ昇格に大きく貢献した岩井が、「2023関東Rookie League」の感想や今後への意気込みを語った。

―得点王、MVPの2冠。感想を教えて下さい。
「チームのみんなが自分に繋いでくれて、それを最後に仕留めたという、チーム全体の練習の成果が自分の結果に繋がったと思います」

―亀田監督も何か点を取ると話していた。
「ボールの来る場所を相手よりも速く予測して、自分の良さ、点を決めることができたのかなと思います」

―自分にとっても、価値のあるタイトルに。
「今までの大会で得点王とか優勝ということはまず難しいことで、一つ一つ勝ち切れたことが自分の結果、得点王とかアシスト王とかに繋がったと思います」

―全国大会出場を懸けたプレーオフ(対鹿島学園高、2-3)は悔しい敗戦に。
「自分が決めるところでミスをしてしまって、鹿島学園さんも良いチームなので1本の勝負をもうちょっと極めなければいけない」

―リーグ戦を通して、自分のプレーが出せたところを教えてください。
「習志野戦(1-3)は例外なんですけれども、毎試合、毎試合得点することが大体できていて、チームの得点もCリーグの中で一番だったと思うんですけれども、そこに貢献することができたと思います」

―特に記憶に残った試合とその理由を教えてください。
「桐生第一戦(3-2)ですね。自分が前半に先制してから1-2のビハインドになったんですけれども、そこからみんなで盛り上げて行こうということで2-2まで持って行って、最後のプレーで自分が決めて勝ち切ることができたので」

―リーグ戦で感じた個人の課題は?
「フィジカル面で身長の高い相手だったり、筋肉の凄い相手に対してボールが落ち着かなくなるところがあったので、もっと凄い選手と戦う時に自分の良さが出せなくなってしまうかなと思うので、そこは課題ですね」

―同様にチームの課題となったことは?
「チームとしては得点は多かったんですけれども、失点も多くて、1試合で無失点、せめて取られても1失点にしていくように改善したいです」

―自分のプレーで見て欲しいところ、他の選手に負けたくないところは?
「裏を取るのもそうですけれども、自分が収めて起点になって、最後自分が仕留める、ゴールの部分を見て欲しいです」

―ずっとストライカー?
「小学4年生くらいまではCBをやっていて、そこからFWになって、中学校はCBとかボランチとかいろいろなポジションをしました」

―FWのポジションはどうかな。
「DF、CBだと1本のミスで負けてしまったりするんですけれども、FWはそれが分かりにくい部分がある。でも、1本1本に集中していかないといけないポジションだと思います」

―高校3年間と将来の目標は?
「まず自分のチームでトップチームのスタメンを勝ち取って、全国制覇、選手権制覇をしていきたいです」

―憧れの選手と、憧れている理由も教えてください。
「三笘(薫)選手です。どんなDFにも自分の間合い、テリトリーと言うか、『ここに来たら絶対に勝てる』というものを持っているので。チームのストロングポイントとして凄く活きていると思う」

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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