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[MOM4619]浜名MF縣大翔(2年)_ 走り続けるボランチが攻守でチームをカバー

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浜名高MF縣大翔(2年=Honda FC出身)は効果的な動きで勝利に貢献

[1.27 静岡県高校新人大会準決勝 浜名高 2-1 藤枝東高 愛鷹多目的競技場]

 小柄なボランチが「新人戦、今まで何試合かやってきたんですけど、その中では今日が一番良かったです」というパフォーマンス。浜名高の守りを支え、攻撃面でも貢献度の高い動きを見せた。

 MF縣大翔(2年=Honda FC出身)はこの日、豊富な運動量を活かした守備。「チームとして、そこ(セカンドボール)の回収っていうのは意識してるんで、真ん中の自分が拾えれば、相手の攻撃を未然に防げるんで、それは意識してやってました」。ボールを保持される時間が多い中、セカンドボールの回収や相手ボールを刈り取る動きで味方の攻撃時間を増やしていた。

 内藤康貴監督は「アイツがやっぱ利いていて、アイツは動き続けられるので、こっちとしては『こうやって欲しい』っていうことを、ほんとに表現してくれる。距離も彼が入るとやっぱ近くなるので。運動量でカバーしてくれるので、それは大きいですね」。同じくサポートの動きが光るMF戸塚創一朗(2年)とともに攻守両面で味方をカバー。ボールサイドに幾度も現れ、攻撃時には相手選手を剥がす上手さも発揮していた。

「真ん中で1枚自分たち(中盤の選手)が外せば、(その後方には)結構広いスペースがあったんで、そこで上手く1枚外した時にチャンスになれるかなって。そこは意識してました」。切り替え速く圧力を掛けて来る藤枝東を中央から突破。相手を押し返し、最後の崩しにも係わろうとしていた。

 走る力の原動力は楽しむことだ。素走りは決して得意ではないという。だが、「サッカー楽しいんで、気分が乗っていればいつまででも行けます」と微笑む。ドイツ代表MFヨシュア・キミッヒのようにガツンとボールを奪い切れるような守備力を求め、よりチームの勝利に貢献できるようなボランチになることを目指す。 

(取材・文 吉田太郎)
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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