beacon

[J-VILLAGE CUP U-18]U-17W杯で大活躍。日章学園FW高岡伶颯は“飛び級”したU-19日本代表でも「最初に自分を出して、得点を量産していきたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日章学園高FW高岡伶颯(2年=三股町立三股中出身)は昨年のU-17W杯で大活躍。今年、U-19日本代表へ“飛び級”で選出されている

「第6回J-VILLAGE CUP U-18」(主催:Jヴィレッジカップ実行委員会 協賛:ZAMST(日本シグマックス株式会社)他)が15日から18日まで福島県のJヴィレッジで開催された。大会には、U-18年代の強豪19チームと、U-17日本高校選抜が参加。川崎F U-18が決勝で前橋育英高をPK戦の末に破り、2連覇を達成している。

 ゲキサカでは同大会の協力を受け、24年シーズンの注目選手たちをショートインタビュー。日章学園高(宮崎)FW高岡伶颯(2年=三股町立三股中出身)は、昨年のU-17ワールドカップで4ゴールを叩き出し、今年はU-19日本代表に“飛び級”で選出されているストライカーだ。高岡は今回、J-VILLAGE CUP U-18で2試合に出場し、3ゴール。3日目終了後、U-19日本代表のヨルダン遠征出発を控えた高岡にJ-VILLAGE CUP U-18の感想や、U-19日本代表の活動、24年シーズンの意気込みなどを聞いた。

―新シーズン開幕前にJヴィレッジカップでプレミアリーグ勢とかレベルの高い相手と戦うことができました。この大会を戦ってみた感想を教えて下さい。
「個人としては高校選抜とかを経験しているんですけど、この大会ではチーム全員がプリンスリーグが開幕する前に凄く良い環境でやらせてもらってるのはほんとにありがたいことですし、その中でも1試合目で湘南ベルマーレに2-5という大敗をしてしまって、チームとしてもたくさん課題が出て、自分としても2試合出て、決定力、ゴール前の落ち着きをもっと見せないといけないなっていう風に思いました」

―今回、福島を訪れて、震災学習も受けたのかな。
「(日本高校選抜として参加した)デンソー(カップチャレンジ)の時に受けました」

―その感想を含めて、福島の印象を教えてもらえますか?
「ちょっと(地元の)宮崎と似てるんで、ほんとに僕はこういうサッカーに集中できる街が好きなので、それを考えたら本当にいい街で、(福島の復興に挑戦する)ワイン造りの方とかも見て、綺麗な街になっていくんだろうなっていう風に思いました」

―震災を乗り越えてきている。
「ほんとに震災があったのかと思うぐらいの街なんで、ほんとにサッカーしやすくて良い街だな思います。Jヴィレッジの食事も凄く美味しくて、ほんとにいいパフォーマンスに繋げられているなっていう風に思います」

―新シーズンのチームの目標を教えてください。
「まずは去年果たせなかったプレミア(リーグ)参入戦でプレミア参入という目標を掲げていて、そのためにはまず開幕戦。この大会で出た課題だったりをチーム全員で共有して、開幕から全員で勝ち目指して頑張りたいと思います」

―プレーヤーとして今年、自分の見て欲しいところは?
「自分はスピードと前線からの守備とやっぱり決定力なんで、それ以外とするとジャンプ力だったり、ほんとに色々な経験をしてきた分、落ち着きがある。九州ではありますけど、低いとは言えないレベルでもありますし、ほんとに(対戦相手を)リスペクトしながらチーム全員で戦って、自分の決定力をもっともっと最大限に発揮していきたいなと思います」

―チームとしては、どこを見て欲しいですか?
「チームとしては、やっぱり高体連なんで、団結力だったり、その戦う姿勢だったりを見てもらえたら。ほんとに見ている皆さんが見とれるというか、そうなると思うんで、試合を見て、特別にどこっていうのはないんですけど、チームの団結を見てもらえればいいかなと思います」

―個人としての将来の目標を。
「個人の夢、目標は海外でプレーして、海外でもトッププレーヤーになって、A代表でワールドカップで優勝するというのが夢です」

―U-19日本代表の活動への意気込みを教えて下さい。これがU-20ワールドカップへの第一歩になる。
「まずU-19で呼ばれたことは凄く誇らしいことだと思うんですけど、去年も(初招集されたU-17日本代表の)アルジェリア遠征から、誰も(自分のことを)知らない中で、U-15からこのカテゴリーでやってる(選手が多い)代でも 途中から入ってワールドカップまで行くことができました。ああいう道のりができたので、今回もまたそうやって最初に自分を出して得点を量産していきたいです」

―ライバルはいますか?
「(これまで神村学園FW名和田)我空しか意識してなかったので……。上手い選手がたくさんいる。今もチャレンジャーですけど、またU-19で(這い上がっていくことを)やりたいなと思います」

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

TOP