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横浜FMが俊輔FK弾で勝利、勝てばACLの鳥栖はプレッシャーに沈む

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[12.1 J1第34節 横浜FM1-0鳥栖 日産ス]

 3位を争う両チームの対戦。勝てば無条件でACL出場権を獲得するサガン鳥栖は敵地でこちらは勝って望みを繋ぎたい7位横浜F・マリノスと対戦。後半8分のMF中村俊輔の直接FK弾を守り抜いた横浜FMが鳥栖を1-0で下した。鳥栖に勝ち点で並び、得失点差でかわした横浜FMだったが、名古屋を2-0で下した浦和を勝ち点で上回ることは出来ず、ACL出場権獲得はならず。初のJ1参戦で最終節までACL出場権を争う奮闘を見せた鳥栖だったが、5位でJ1での一年目を終えた。

 勝てば自力でのACL出場権を獲得する鳥栖だったが、プレッシャーからか思うように体が動かない。前半から横浜FMペースで試合は進んだ。だが前半18分のFW小野裕二のヘッド、同19分のMF兵藤慎剛のヘディングシュートなど立て続けにゴールマウスをとらえるシュートが飛ぶも、GK赤星拓が気迫のセーブで防ぎ、前半を無失点で折り返すことに成功した。

 だがついに後半8分、均衡が破れる。ゴール前右でFKを獲得した横浜FM。キッカーはもちろん中村俊輔。壁の間に立たせた味方がスペースを作ると、そこを見事に通したシュートが赤星の逆を突き、ゴール左に吸い込まれた。「モチベーションの高い試合がホーム最終戦で出来るのは幸せ。勝ててよかった」。ACL出場権にこそ届かなかったが、エースは試合後、充実の汗をぬぐっていた。

 一方の5試合ぶりの敗戦を喫してしまった鳥栖。4連勝でこの一戦を迎えていたが、勝てばACL出場権獲得というプレッシャーに潰されたのか、前節浦和を破った勢いを見せることは出来ず、マリノスの前に敗れ去った。

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