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ミゲル・ロドリゴ監督「カズはいつでも迎え入れる」

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 フットサル日本代表は5月15日と18日に、フットサル・アルゼンチン代表と国際親善試合を行う。22日に日本サッカー協会は会見を開き、フットサル日本代表メンバーを発表した。会見の場で、ミゲル・ロドリゴ監督は「今回の親善試合には、2つの路線を考えていました。一つは昨年のW杯メンバーに対して、アジア選手権優勝を含めた敬意を示す場にすること。その場合は木暮(賢一郎)、カズ、小宮山(友祐)といった選手もリストに入っていました。もう一つは、次の新しい世代の代表チームで『新生』の一歩目を踏み出すという考え方です。その結果、後者の路線で行こうと決めました」と、明かしている。

 新生ミゲル・ジャパンの第一歩とするため、昨年のW杯以来となるFP(三浦知良)(横浜FC)のフットサル日本代表入りは実現しなかった。だが、カズに対して扉はいつでも開いていると、ミゲル監督は繰り返した。

「カズの例は、特別でした。何度も話していますが、自分にとってカズは神のような存在。彼が成し遂げたことは通常では考えられない困難なことです。そういう背景もありますから、フットサルというのは永遠に彼の家です。彼のコンディションが良くてやりたいということであれば、いつでも迎え入れると思う」

 実際に、カズと食事にも行ったというミゲル監督は「自分の第6感みたいなものですが、そのうちカズはまた戻って来るという予感がしています。根拠は、ないんですけどね(笑)。それでも心の片隅に、そういう気持ちがあります。彼はスーパーマンのように、どこかで私たちの話を聞いていて、駆けつけてくれるという気がします。(カズと)食事をしたのは、何週間か前ですが、そのときは少しふっくらしていた印象があったので『こんなんじゃダメじゃないか』と言ったら『絞って行きます』と言っていましたよ」と、笑顔で話した。

(取材・文 河合拓)

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