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中国の大富豪・王健林氏がアトレティコの株式20%を取得

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北京での会見で正式発表

 アトレティコ・マドリーは、中国不動産大手のワンダ・グループ会長、王健林(ワン・ジエンリン)氏の資本参加が合意に達したことを正式に発表した。

 事前に報じられていたとおり、アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOとエンリケ・セレソ会長は北京に赴き、21日に王氏とともに開いた会見で資本参加合意の発表を行った。

 王氏はアトレティコの株式の20%を取得。同氏のアトレティコへの投資額は4500万ユーロ(約61億3千万円)と発表されている。王氏の株式取得は、今後クラブが臨時株主総会で増資の承認を得た上で正式に完了する運びとなる。

 ヒル・マリンCEOが52%、セレソ会長が20%の株式を維持し、両者がクラブ経営の主導権を握ることに変わりはないものの、王氏または同氏の委任者が経営に参画することが確実と見られる。

 アトレティコにとってはクラブの経営状態を改善するとともに、中国・アジアおよび世界に向けてクラブのブランド価値を高めて新規市場開拓を図ることにつながると期待される取引となる。ヒル・マリンCEOは合意の喜びを次のようにコメントしている。

「非常に重要な一歩だ。クラブは世界レベルで主導的となれるブランドの構築に向けて努力している。欧州での競争力を維持し続けるための資金力がもたらされ、我々のファンに向けても魅力的な経験が提供されることになるだろう」

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