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日本代表監督就任はなし? ラウドルップ氏、「カタールに残る」と宣言

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 次期日本代表監督候補の一人と噂されるミカエル・ラウドルップ氏だが、候補者リストから外されることになるかもしれない。現在率いるカタールのラフウィヤで続投するとの宣言を、母国デンマークのメディアが伝えている。

 ハビエル・アギーレ前監督との契約が解除された後、新監督を探す日本サッカー協会(JFA)の候補リストにラウドルップ監督の名前が浮上していた。一方、イギリスメディアは先日、QPRが同監督の招へいに迫っていると伝えていた。

 イギリスでは、ひざの手術を理由にハリー・レドナップ前監督が突然クラブを去った後、後任を探すQPRのトニー・フェルナンデス会長による『ツイッター』での「私の夢の監督を見つけたと思う」とのつぶやきが、大々的に報じられていた。ティム・シャーウッド氏との交渉決裂が報じられた直後だったが、地元メディアはラウドルップ氏がその「夢の監督」であると予想。ブックメーカーのオッズでも一番人気になるなど、就任が近いと噂されていた。

 しかし、ラウドルップ監督は11日、デンマークメディアに対してそうした噂を真っ向否定した。イギリス『BBC』や『スカイ・スポーツ』などが、その発言を以下のように伝えている。

「私はどこにも行かない。ラフウィヤと6月30日までの契約を結んでいる。ナンバーワンのチームだ。我々はAFCチャンピオンズリーグに出場しているんだよ。私はカタールに残る。ほかのチーム(の監督候補)のリストに自分の名前が出るのは非常にうれしいが、今はカタールを離れない」

 これを受け、イギリスメディアは、「ラウドルップ監督がQPR行きを否定」と報じている。これが事実で、一部で日本代表新監督の最有力候補とも言われていた同氏がカタールにとどまるとなれば、QPR同様、JFAも別の指揮官を探さなければならない。

 JFAは元アルジェリア代表監督のヴァヒド・ハリルホジッチ氏にも関心を寄せていると噂されているが、同氏は『GOAL』クロアチア版の取材に対し、複数チームからのコンタクトを認めつつ、「もっとよく考えてから決断を下したい」と述べるにとどまった。

 日本代表を託す候補の名前は、枚挙にいとまがない。ラウドルップ氏のほかにも、かつてJ1の鹿島アントラーズを率いたオズワルド・オリヴェイラ氏、元ブラジル代表監督ルイス・フェリペ・スコラーリ氏、元ローマ監督のルチアーノ・スパレッティ氏、元ボルフスブルク監督のフェリックス・マガト氏など、国内ではさまざまな名将が候補として報じられているが……?
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