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チェルシー、人種差別行為の関係者5名を永久追放

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 チェルシーは22日、パリの地下鉄で今年2月に人種差別行為を行った5人のファンを永久追放にすると発表した。今回の一件において、既に該当の5名はストラトフォード裁判所から3~5年間の試合観戦禁止処分を下されていた。

 今年2月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦。敵地で行われたパリSGとの試合前に事件は起きた。『Youtube』などに投稿された動画によると、パリ市内の地下鉄でチェルシーサポーターが乗車しようとした黒人男性を2度に渡って突き飛ばし、「俺たちはレイシストだ」と叫んだ。

 これにより裁判所は、人種差別的行為を行ったジョシュア・パーソンズ、ウィリアム・シンプソン、リチャード・バークリーの3名には5年間の試合観戦禁止処分。ジョーダン・マンデーには3年間の試合観戦禁止処分を下した。しかし、チェルシーは一足先に処分を受けていたディーン・カリスも含めた5人に対し、クラブとして「永久追放」の処分を決めた。

 チェルシーは「チェルシーの試合観戦チケット購入者の処分責任はクラブ側にあり、今回の5名はクラブの理念に極めて反する行動をしたと見なしている。ゆえに、クラブはそれぞれに永久追放を言い渡し、今後スタンフォードブリッジの立ち入りやチケットの購入を禁止するものとする」

「今後もこうした反社会的行為を働くサポーターに対しては、厳しい態度で警察とともに調査及び処分を進めるものとする」と声明を発表している。

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