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[Fリーグ]土壇場で追いついた北海道が、神戸と勝ち点1を分け合う

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[12.2 Fリーグ第20節 エスポラーダ北海道3-3デウソン神戸 大田区総合]

 Fリーグは2日、第20節を大田区総合体育館で行い、第2試合ではデウソン神戸エスポラーダ北海道が対戦した。前半2点をリードして折り返した神戸だが、後半1分、2分に立て続けに失点し、同点に追い付かれてしまう。それでも、後半14分にFP原田浩平が、この日2点目となる得点を決めてリードした神戸だが、残り34秒でパワープレーに出た北海道に同点ゴールを許してしまう。このまま試合は3-3で終了を迎えている。

 前半は神戸が試合の主導権を握った。前半16分にはFP西谷良介のパスをFP原田浩平がダイレクトで合わせ、神戸が先制点を挙げる。さらに1分後にも西谷がゴールネットを揺らし、2-0と神戸がリードする。

 ところが、後半に入ると流れが一変する。後半1分にキックインからFP水上玄太が自身のリーグ通算100点目となるゴールを決めると、その直後にも味方とのパス交換から抜け出したFP室田祐希が、GK冨金原徹をかわしてゴールを決め、試合を振り出しに戻した。勢いに乗る北海道は、後半9分にもFP鈴木裕太郎がPA外からのシュートでゴールを狙ったが、ボールは左ポストを叩く。

 試合の流れを取り戻したい神戸は、後半14分に再び西谷、原田の連係から勝ち越し点を挙げる。西谷のパスをPA外で受けた原田が、狙いすましたループシュートを北海道ゴールに決めて、3-2と再びリードした。

 残り3分40秒を切った北海道は、FP室田翔伍をGKに据えてパワープレーに出る。残り34秒、強引に中央をこじ開けると、最後は水上がこの日2点目となるゴールを決めて、土壇場で試合を3-3の振り出しに戻した。結局、このまま試合は終了。プレーオフ進出となる3位以内を目指す両チームは、互いに譲らず、勝ち点1を分け合うこととなった。

 試合のマン・オブ・ザ・マッチには2得点を挙げた神戸の原田が選出された。原田は「残り1分を切って勝ち切れなかったので残念ですけど、次の試合を頑張りたいです。次はホームで名古屋を迎えるので、次につなげていきたい」と悔しさを露わにした。前日の府中戦に続き2ゴールを挙げた原田は「攻撃的な選手なので、点を取ってしっかりチームに貢献したいと思います」と、さらなる活躍を誓っていた。

(取材・文 河合拓)

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