[9.8 U-20女子W杯3位決定戦 日本2-1ナイジェリア 国立]

　6試合すべてでゴールマウスを守り抜いたGK池田咲紀子(浦和レッズレディース)にとって、ナイジェリアに勝利したこの日は20歳の誕生日。試合前にはサポーター席から歌のプレゼントも届き、最良の一日となった。

「サポ―ターの方々も歌を歌ってくれたし、たくさんの人たちからおめでとうと言ってもらって、すごくうれしかった」と笑顔を浮かべた。

　ナイジェリアには特に後半、怒濤の攻めを受けて計14本のシュートを打たれたが、失点は1にとどめた。その1点も、直接FKからの失点のみ。だが一度は触ってから入ってしまっただけに「かき出せれば良かったのですが……」と悔しそうな顔を見せる。

　今大会では4勝1分1敗で3位になったが、総失点は8点と少なくなく、守備に関しては満足できない試合も多かったと言い、「シュートに対する対応が悪かった。防ぐことのできた失点もあったし、もう少し練習しないと」と反省が口を突いた。

　今後はチームに戻って、元なでしこジャパンの山郷のぞみとの正GK争いが待っている。「キックには自信がある」という池田。まずはチームで力をつけていきたい。

(取材・文　矢内由美子)

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