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エクアドル戦で先発総入れ替えへ!! W杯での“ターンオーバー”示唆した森保監督「できるだけの選手層はある」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が26日に行われたキリンチャレンジカップ・エクアドル戦の前日会見で、23日の同アメリカ戦(○2-0)から先発メンバーを総入れ替えすることを明言した。強豪居並ぶカタールW杯グループリーグに向け、思い切ってターンオーバー布陣をテストするようだ。

 森保監督は会見で理由を説明。「W杯のグループリーグ3戦を考えた時、ドイツ、コスタリカ、スペインとの対戦。ドイツとスペインはW杯で優勝している世界のトップトップで、コスタリカもベスト8の経験がある強豪。選手たちは日常のリーグ戦でインテンシティ高い試合をしているが、W杯初戦のプレッシャーであったり、相手の力も踏まえた時、普段よりおそらく想像以上に大きなエネルギーを使うことになる」と指摘しつつ、「心身ともに中3日で回復できないような試合をしないと勝ち点を掴み取ることは難しい」という現状認識を明かした。

 その上で「一部の選手で積み上げてチーム力を上げるのではなく、2チーム分の戦力がいる中、(本大会では)疲労、疲弊した選手を入れ替える。1試合ずつチームを入れ替えながら勝っていけるくらい準備しておかないと、目標としているベスト16の壁を破ってベスト8に行くことは難しいとトライしてきた」とこれまでのチームづくりを振り返りつつ、「誰と組んでも機能する、誰と組んでもチームの勝利のために機能するということは言葉で言うのは簡単だが、やる選手は非常に難しいことを要求されていると思う。ただ勝つために必要なトライだと思ってやっている」と話した。

 ターンオーバーによる戦力低下は懸念されるが、森保監督は「同じポジションに2人から3人くらいの選手がいて、何かがあった時にも入れ替えながらチーム力を落とさず戦えると思う」と強調。「最終的にカタールW杯でどういうふうに勝っていくための結果を出すための決断をするかわからないし、選手の状態を見ていて、チームの状態を見ていてあまり変えずに戦う判断をするかもしれないが、選手の疲労や疲弊、アクシデントが起きた時に常に次の選手が出ても、チームの機能性を落とすことなく、できるだけの選手層はある」と自信を示した。

 カタールW杯ベスト8を目標と掲げる中、思い切ったチャレンジとなる。指揮官は「過去6回出場した中で行けていないところに行こうと言っている中、最終的にどう決断するかはわからないが、同じことをやって勝っていけるとは思わない。結果を出すためには難しいことを乗り越えて結果を出すために準備しないといけない。私自身、チームとして覚悟を持って準備する必要がある」と力説した。

(取材・文 竹内達也)
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