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森保ジャパンを牽引してきた自負…南野拓実「このW杯に懸ける気持ちは強い」

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MF南野拓実(モナコ)

 4-2-3-1へのシステム回帰を最終アピールのための起爆剤にできるか。

 MF南野拓実(モナコ)が26日、カタールW杯メンバー発表前最後の国際Aマッチとなるエクアドル戦を前にメディアに対応。トップ下で先発が見込まれることについて「真ん中でプレーしてどういう風に行こうかというのはイメージしている。その上でチームに貢献できるように結果を出せればいいかなと思う」と意気込んだ。

 エクアドル戦の前日会見。森保一監督は「アメリカ戦から先発を全員入れ替える」と明言し、システムについても米国戦と同じ4-2-3-1でいくというプランを明かした。

 アメリカ戦でベンチに入ったものの出場することなく試合を終えた南野にとっては、先発の可能性がぐっと高まっている状況。同じくアメリカ戦で出番のなかった古橋亨梧が1トップに入り、南野がトップ下に入る可能性について聞かれると、「どうなるかわからないですけど、(古橋)亨梧は裏へ抜け出したり、ゴール前のどこで点を取れるかというポジショニングのうまさがある」と言いつつ、「そういうところをお互いに生かし合えればいいかなと思う」とコメント。「ワールドカップに向けて良い印象を与えれるようにと思っている」と言葉に力を込めた。

 森保ジャパンではチームが立ち上がった18年秋から招集され続けてゴールを量産した。栄えある背番号10を任されている期間も長い。

 ところが、昨年から左サイドのポジションに就くことが増え、システムも4-3-3へ替わると、それまでの輝きに陰りが出た。

 そして森保監督は今回、約1年ぶりに4-2-3-1を採用。「個人的には常にアピールしたい。自分がこのチームでどういうプレーで貢献できるのかを見せたいという気持ちが一番」と静かに闘志を燃やしている。

「個人的には前回のW杯(ロシア)もその前のW杯(ブラジル)もいけなくて悔しかった。W杯への思いというのはやはり強いものがある。この4年間、このチームでプレーし、(カタールW杯の)アジア予選を突破してきたという思いもあって、このW杯に懸ける気持ち強い」。エクアドル戦では、冷静な口調にギラギラ感を溶け込ませる背番号10の活躍に期待したい。

(取材・文 矢内由美子)
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