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バーレーン戦前日練習後のU-23代表選手コメント

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 ロンドン五輪アジア最終予選は明日14日、最終戦を行い、U-23日本代表はホームの東京・国立競技場でU-23バーレーン代表と対戦する。C組首位に立つ日本は引き分け以上で自力での1位突破が決まり、5大会連続の五輪出場権を獲得する。チームは試合前日の13日、国立競技場で公式練習を行い、最終決戦へ非公開で調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW大津祐樹(ボルシアMG)
―バーレーンの印象は?
「今日も映像を見たし、イメージはできている」
―昨年のアウェー戦から相手の監督は代わっているが?
「選手自体はそんなに変わってない。自分たちのサッカーをやることが第一。自分たちがいいサッカーをすることが大事」
―相手も点が欲しい試合だが?
「相手は勝たないと突破できない。前から来るだろうし、逆に言ったらスペースが空いてくる。どういうサッカーをしてくるかは当日まで分からない。試合の状況を見てプレーすることが大事」
―連係面は?
「短い時間だったけど、今の選手とは前からやっているし、特徴は分かっている。面白い試合になりそうだし、楽しみ」
―先制点が欲しい?
「得点が大事。先制すれば流れもよくなる。練習からイメージはつかんできている。先に点を取ることが大事」

●FW原口元気(浦和)
「ここからまたポジション争いがある。次につながる内容と、個人のパフォーマンスを出したい。勝って(予選突破を)決めるというのはみんなが考えていると思う。いい突破の仕方をしたいし、本大会で上に行くためにはもっともっとやらないといけないことがある。(五輪出場権を)取るのは大事だけど、次につながる内容も大事」

●FW永井謙佑(名古屋)
「Jリーグも開幕して、前回の予選より試合をこなしているし、コンディションの部分はよくなっている」
―引き分けでもいい試合だが?
「みんな引き分けより勝つことを考えている。ゴールを決めてチームに貢献したい」
―五輪本大会も近い?
「五輪まで短いし、いいイメージで明日入って、本大会に臨みたい」
―チーム立ち上げからここまでの道のりは険しかった?
「出だしが良すぎたので……。いきなり(アジア競技大会で)優勝しているから。それでプレッシャーも大きくなったし、難しかったと思う」
―逆境には強いチーム?
「逆境らしい逆境にもなっていないから。本当に直面したときにならないと分からない。アウェーで苦戦している分、厳しさは経験していると思う」
―順位でシリアに抜かれたときも逆境ではなかった?
「点を取れば問題ない状況だったから。勝ち点で並ばれただけだったし。勝ち点3差が付いていたらやばかったかもしれないけど」

●MF清武弘嗣(C大阪)
―今日の練習は?
「すごく良い準備ができました。いろんなことを確認しました」
―相手の分析は?
「相手どうこうより、自分たちのサッカーをやること。そのためにしっかり動いて、走って、相手より良いプレーをする。気持ちの面で負けなければいけると思うし、先制点を取りたい。相手にも実力では負けていない」
―引き分けでも予選突破が決まるが?
「(引き分けることは)何も考えていません。勝って決めるのが、当たり前でしょ。勝って(五輪行きを)決めることだけを考えているし、絶対に決めないといけないと思っています」

●MF東慶悟(大宮)
「明日がすごく大事な試合になるのはみんなが分かっている。引き分けでも(五輪に)行けるけど、チーム一丸となって、勝って五輪の切符を取りたい。全力で頑張ります」
―チームの強みは?
「僕は2次予選からすべての試合でスタメンで出させてもらっているけど、それぞれの選手に個性がいろいろある。それを受け入れる能力のあるチームだと思うし、それがうまくいっている要因だと思う」
―大津をどう生かす?
「自分で打開できるし、周りの選手を生かすこともできる選手なので、うまく合わせることができたらいいと思う。相手にとってすごく脅威になると思うので、うまくいかせられたらと思っている」
―そのためには?
「1対1の局面をつくってあげたい。大津に限らず、良い場面をつくってあげたい」
―ずっと出てきて、いよいよという感じ?
「そうですね。あとは五輪行きを決めるだけです。そのための良い舞台は整ったと思うし、全員で戦って、勝って決めたい」
―リラックスできている?
「はい。今日も練習までリラックスしていた。キヨ(清武)と同部屋だけど、いつもどおりですよ。映画を見たりして過ごしていた。キヨはワンピースを見ていましたね。その間、僕は携帯をいじっていました(笑)」
―明日への意気込みを。
「ピッチ上で、全力でプレーするだけです」

●DF濱田水輝(浦和)
―バーレーンの印象は?
「映像を見た印象では、10番がタメをつくれるし、シュートまで持っていける強烈なFWかなと思った。日本の攻撃の時間が長くなると思うので、後ろでは数的優位をつくって、1対1にならないようにしたい。外されてもカバーができるように。SBのどっちかが上がったら、もう一人は残したり、あるいはボランチを使ったりしてリスクマネジメントをすることを心がけたい」
―無失点なら予選突破が決まる試合だが?
「(失点)ゼロでいこうとは毎試合思っているし、今回もやることは変わらないけど、よりいっそう集中力を高めていきたい。今日の練習でも中盤がボールを持つと、両SBが上がっちゃうところがあった。そこを抑えないといけない。声を出すのは僕ら(CB)。比重を攻撃に置きすぎてもよくない。確実にやっていきたい」

●DF比嘉祐介(横浜FM)
―いよいよ最終戦だが?
「特別な緊張感はありません。1試合1試合を大事にしてきたので、全然変わらない。チームもいつもどおり明るい感じ。ホームでできることが楽しみ。モチベーションは高いですよ。ホームでしっかり決めたいし、気持ちは高ぶっている」
―バーレーンのイメージは?
「縦に速いイメージがある」
―DFとして、明日は無失点にしたいというのは?
「それはありますが、自分たちのサッカーをするのが楽しいし、見ている人たちもその方が楽しいと思う。だから守りを固めることは考えず、僕もサイドからガンガン上がりたいし、攻撃にも参加したい」
―大津、清武が入ったが?
「これまでもやってきているので、連係ミスとか、合わないことはない。チームにベースができているから、だれが入ってもうまくいくと思う」
―このチームの強さは?
「点を取れること。それに失点も少ない。攻守のバランスが良いことだと思う」
―予選突破が決まったら、何かやる予定は?
「まだ何をするかは決めていないけど、多分やると思いますよ。今日、全員で話し合うと思います」

●GK権田修一(F東京)
―雰囲気は?
「良い空気感でできていると思います」
―理想は前の試合?
「確かによかったですが、それを目指してやっていると、できないときに修正できないかもしれない。集中しないといけない」
―良いプレーはできそう?
「僕がいいプレーをするのは最悪の状況なので。一番いいのは、プレー機会がないこと。でも、無失点に抑えることをモチベーションにしたい。失点をなくせばいいことはハッキリしている」
―内容にもこだわる?
「もちろん、引き分け以上で突破は決まるけど、内容にもこだわりたい。まず結果だけど、この試合が五輪前、最後の公式戦になる。そこでギリギリで勝っても、納得はしないと思う」

(取材・文 西山紘平)
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