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CK2発で山形に逆転勝利した長崎が今季12勝目を挙げる

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[7.7 J2第23節 長崎2-1山形 長崎県立]

 J2は7日に第23節を行い、前節北九州に勝利したV・ファーレン長崎は、モンテディオ山形と対戦した。前半18分にFW中島裕希に先制点を許した長崎だったが、すぐに反撃に出る。同32分にDF山口貴弘のゴールで同点に追い付くと、その4分後にはMF高杉亮太が同点ゴールを決めて、前半のうちに逆転する。後半も長崎は集中を切らすことなくゴールを守り抜き、2-1で勝利。今季12勝目を記録して、勝ち点を42に伸ばしている。

 2試合連続ゴールの山口は「運が良いとしか言いようがありません。ヘディングしかないんで頑張りたいです」と笑顔。3連戦というハードスケジュールだったが「みなさんの声援があって、勝利できました」とサポーターの応援に感謝した。決勝点の高杉も「久しぶりの試合だったので、まずは入りからと思っていたのですが、ちょっとうまく入れず失点してしまいました。それでも自分がゴールを決められたので良かったです。(ゴールの瞬間は)最高でした」と、6試合ぶりの先発出場で得点を挙げたことを喜び「今日は声援で僕ら頑張れました。これからも応援してください」と、更なる応援を呼びかけた。

 序盤から両チームが、アグレッシブに前へ出る。前半6分にはMF幸野志有人が左サイドから折り返したボールを、MF佐藤洸一がヘッドで狙う。しかし、これはクロスバーに嫌われて得点にはつながらなかった。同14分には山形もDF中村太亮が左サイドからゴール前にボールを入れる。これが直接、右ポストを叩いたが、PA内に転がったボールを回収できなかった。それでも18分にはPA内でボールを受けた中島がDFと対峙した状態で左足を振り抜く。これが股下を抜けて決まり、山形が1点を先制した。

 しかし、ここから長崎が反撃に出る。前半32分に右CKから高杉が折り返したボールを山口がヘッドでゴールに押し込み同点に追い付く。さらに同36分には左CKから佐藤が折り返したボールを、高杉が右足で押し込み、長崎が一気に逆転する。

 山形も長崎GK金山隼樹のキックが中途半端になったところを、MFロメロ・フランクが拾い、無人のゴールにシュートしたが、ゴールマウスに戻ったGK金山に抑えられた。このまま前半は長崎がリードして折り返す。

 後半に入ってからも、長崎はテンポを落とさない。MF山田晃平らが積極的にミドルシュートでゴールを狙ったが、山形のGK常澤聡も好セーブでゴールを守る。守護神の奮闘に応えたい山形は、後半34分にFKを獲得する。やや距離のある位置からDF石川竜也が得意の左足シュートでゴールを狙ったが、ボールはわずかに左へ逸れた。後半ロスタイム3分にも、スローインの流れから、中島がPA内でボールを受けてシュートに持ち込んだが、GK金山に正面でガッチリと抑え込まれ、万事休す。前半にCKから2点を挙げた長崎が、今季ホーム8勝目を挙げている。

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