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福井太智らOBもスタンドから声援、鳥栖U-15は4強終戦「悔しさを次のパワーに生かしてほしい」

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[12.25 高円宮杯U-15準決勝 鳥栖U-15 0-7 鹿島JY 味フィ西]

 思わぬ大敗となってしまった。「(先制点に繋がった)入りのところでのミスがもったいなかった。そこからの修正がなかなか利かなくて、大量失点に繋がったところは残念だったと思います」。森恵佑監督も肩を落とした。

 今年は4強敗退となったサガン鳥栖U-15だが、近年は高円宮杯で好成績を残すチームとして知られる。2017年大会で初優勝を飾ると、20年21年大会で連覇を達成。19年大会も準優勝と“育成の鳥栖”を結果でも示してきた。

 この日のスタンドには、アカデミー出身で、今年1月にドイツ1部のバイエルンに入団した福井太智の姿があった。森監督も「終わってから少し話をしました。彼らの時も準優勝。(福井をみれば)そこから成長は出来ると思ってくれたはず」とイレブンへの刺激を期待した。

「この代で言うと、夏のクラブユースでは1勝も出来なかった。そこから高円宮杯というところで言うと、準々決勝までの3つを勝って、今年も西が丘に来れたという成長力は評価できると思います」

 この悔しさは高校年代で晴らす。U-18にはGKエジケ唯吹ヴィンセントジュニア、DF米湊勇弥、坂口昊太郎、MF末次瞬、MF大野廉門、FW山下昊良、FW原田蓮太郎の7人が昇格する。森監督も「ここが彼らの完成形ではない」と話すと、「いざ勝負という中で、身をもって(悔しさを)感じたと思うので、次のパワーとして生かしてほしい」と期待を寄せていた。

(取材・文 児玉幸洋)
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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