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[CL]昨季3度の準Vに泣いたバイエルンがドイツ史上初の3冠に王手

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[5.25 欧州CL決勝 ドルトムント1-2バイエルン ウェンブリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝が25日、ロンドンのウェンブリースタジアムで開催され、バイエルンが史上初のドイツ勢対決となったファイナルを2-1で制し、欧州チャンピオンズカップ時代を含めて12シーズンぶり5度目の欧州制覇を成し遂げた。

 今季限りで退任するユップ・ハインケス監督は97-98シーズンにもレアル・マドリーでビッグイヤーを獲得しており、異なる2クラブでの優勝はエルンスト・ハッペル氏(69-70年フェイエノールト、82-83年ハンブルガーSV)、オットマー・ヒッツフェルト氏(96-97年ドルトムント、00-01年バイエルン)、ジョゼ・モウリーニョ氏(03-04年ポルト、09-10年インテル)に続き、史上4人目の快挙となった。

「前半は確かにうまくいかないところがあった。ハーフタイムにそのあたりを修正し、後半は我々の方が良いサッカーをすることができた」。序盤はドルトムントの勢いに押し込まれたが、スコアレスで折り返した後半は流れを引き寄せ、後半15分にFWマリオ・マンジュキッチのゴールで先制。PKで追いつかれたが、試合終了間際の後半44分にMFアリエン・ロッベンが劇的な決勝点を決めた。

「11人の選手だけではなく、チーム全体に素晴らしいハーモニーがあった」。昨季はブンデスリーガ、欧州CL、DFBポカール(ドイツ国内杯)と、いずれも準優勝に終わる悲運のシルバーコレクターとなった。今季はこれでブンデスリーガとの2冠を達成。6月1日にはドイツ史上初となる3冠を懸け、ポカール決勝でシュツットガルトと対戦する。ブンデスリーガに続いて、この日も選手から胴上げされたハインケス監督。前人未到の3大タイトル制覇で花道を飾り、みたび宙を舞うことはできるか。


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