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クラブCL史上最速弾も、課題指摘するベイル「何度も馬鹿げた失点をしている」

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FKを狙うガレス・ベイル(右)、この日は無観客試合だった

[11.2 欧州CLグループリーグ第4節 レギア・ワルシャワ 3-3 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、グループリーグ第4節2日目を行い、F組のレアル・マドリー(スペイン)は敵地でレギア・ワルシャワ(ポーランド)と3-3で引き分けた。レアルは2勝2分でグループリーグ突破は次節以降に持ち越し。一方、1分3敗のレギアはグループリーグ敗退が決まった。

 先制点を奪ったのはレアルだった。開始55秒、DFファビオ・コエントロンが左サイドから送ったクロスを中央のFWクリスティアーノ・ロナウドが頭で逸らし、跳ね上がったボールをPA手前右のMFガレス・ベイルが左足ボレーでネットを揺らした。レアル史上、欧州CL最速ゴールとなるベイルの開始55秒弾で先手を打った。

 さらに前半35分にはFWカリム・ベンゼマが追加点。2-0としたものの、同40分に1点を返されてしまい、2-1で前半を折り返す。すると後半13分に失点。2-2とされると後半38分には逆転された。なんとか後半40分に追いついたが、序盤の2点リードを守れずに痛恨の引き分け。3-3という結果に選手たちは悔しさを口にする。

 先制点のベイルは「説明することができない。僕たちは今日起こったことを考えると満足できないし、このことから学ばなければいけない」と試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

「試合をコントロールしたと思うが、2-0にした時に集中力を欠いてしまった。このレベルでそれは高い代償を支払うことになる。僕たちは守備面を改善する必要があるし、再びこのことが起こらないため、そしてより強くなるためにこの失敗から学ばなければいけないんだ」

 土壇場で追いついたが、そこに喜びはない。「僕たちはこの結果に満足していない。守備面を改善しなければいけないし、チャンスをしっかりと生かす必要がある。僕のゴールはとても美しいものだったけれど、チームの勝利に役立てることができなかった。大事なのは勝利することだったんだ」と強調する。

 グループリーグ突破の近づくレアルだが、開幕4試合連続失点を喫している点はひとつの不安要素。この日も1失点したことで、試合の流れは大きく変わってしまった。

 ベイルは「僕たちは集中力の欠如を改善しなければいけないんだ。なぜなら何度も馬鹿げた失点をしているからね。そのことを分析する必要があるし、ポジティブなものを手に入れなければいけない」と表情を引き締めた。


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